北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

チューブレス

こんにちは、2年目の大宮です。ロングで1番やってはいけないことをやってしまいました。


3/11水
阿蘇の気温が(札幌に比べたら充分とはいえ)10度までしか上がらないので宇土半島周回にトライ。
半島北側はコースとして非常に単調で、道が狭い上に砂利や劣化で路面が悪く、さらに車線逸脱防止のために白線上に規則的な凹凸が設けられているため練習にはあまりにも不向きだった。一方南側に入るとかなり道が綺麗になり、アップダウンもあって良い感じになってきた。
良し良しと思い始めた矢先パンクした。久しぶりのパンクだなーと思いながらチューブを交換。今日はうっすらと曇り空だった。ここで私は気付いた。そう、替えチューブもパンクしていたのである。手元のビニール袋と絆創膏で応急処置を試みるもまるで意味を成さない。最寄りの自転車屋さんまで8kmある。距離がある。でも時間もある。仕方なくリムが削れないよう細心の注意を払いながら時速5kmで自転車屋さんへ。途中で昼食を摂ったとはいえ、これに費やした2時間半は人生トップクラスで無駄な時間であった。情けないしみっともないしチューブないし。
無事自転車屋さんでチューブを購入し、帰路へ。こういう日は家で大人しくしているのが良いと去年の桜島で私は知ったのである。
まともに乗れる時間が稼げない分、普段より踏みめで帰った。300wは1分しか持たなかった。


90.09km 387m↑ 4:07:31 ave.21.8km/h, 105w


3/12木
昨日に続き暖を求めて天草方面へロング。
宇土半島北側は走りたくないので266号線をそのまま進み、半島南側、大矢野島を経て上島の途中まで。4時間弱道なりに進んでまた4時間弱帰ってくる往復。
途中でStravaのセグメントにあった戸馳島周回に寄り道。道を間違えてしまったものの、起伏やコーナーが連続してメリハリがあり、一人で練習するには良い周回だった。1周は6kmと短め。
阿蘇大周回と異なりがっつりした登りは無く、さらにど田舎で信号も数える程しか無かったので、意外と早く帰ってきてしまった。終わってみると思ったより乗っている時間が短かった。阿蘇大周回のときと同じぐらいである。もう少し伸ばすと良かっただろう(ガーミンの電池がギリギリだが)。
帰り道で行きより平均パワーが30wぐらい下がったが、なんとかL2で持ち堪えた。トータルとして至って普通のLSDとなった。


211.32km 6:58:14 ave.30.3km/h, 151w


3/13金
オフ。天気が良かっただけにもったいない。


3/14土
阿蘇大周回×2…のつもりが明け方の雨で1周だけ。
今日のターゲットはテンポ。200w目安。1周だけということもあり、特に行きのミルクロードと箱石峠ではSSTに入るつもりで出発。
行きのミルクロードでは、これまでより遥かに楽に200wそこらが出力・維持できる感触であった。パワメの値は体感+20wといったところ。登り切ったところで結構寒く、ここでユニ○ロの黒パーカーを召喚。便利だし暖かい。
二重の峠を下って周回の発着地点のコンビニへ。すると雨が降ってきた。どうやら霰も混じっているようである。北風吹き荒ぶ中雨宿り。寒い。1時間後、雨も霰も止み、晴れ間が見えた。路面は濡れたままだったが、乾くのをいつまでも待つわけにもいかず出発。寒さで脚が固まっていた。箱石峠に入るまでの平坦で体を温めた。
箱石峠。少しずつ楽に出せる出力域が上がってきているのを実感した。調子は上向きである。
下りとアップダウン区間は珍しく向かい風であった。これまでのLSDと異なり、今日は基盤の強度が確保できているため、アップダウン区間での刺激入れはあまり行わなかった。


1周  1:56:40 ave.29.5km/h, 187w


意図した領域を維持でき、平均パワーもテンポに落ち着いたので良かった。今までLSDで周回していただけに、テンポベースの今回が最もタイムが良かった。
この周回のためにいくつかセグメントを作成した。過去の自分との比較が簡単にできるようになったので上手く活用していきたい。
また、トータルのライドとしてはL3の時間が約40%、次いでL2とL4がそれぞれ約15%と今日のターゲットであるテンポ周辺にスポットを当てた練習にすることができた。


128.51km 4:28:20 ave.28.7km/h, 168w

 


先週金曜から実走での練習を始め、約1週間が経った。LSDにこだわってベース作りに重きを置いてきたが、その効果を強く感じている。今後は徐々に出力域を上げながら練習に取り組んでいきたい。