北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

ニセコHANAZONOヒルクライム

こんにちは、B2の渡部岳洋です。

今回は8/4に行われたニセコHANAZONOヒルクライムのレースレポートについて書いていきます。投稿がかなり遅くなりました。

 

<前日まで>

これまでの練習日記に書いていたように手稲を中心にL4域に慣れた。テスト期間で少し体力が落ちた状態ではあったが去年ほどではない。体重も春先77㎏以上あったのが前日には69.8kgでパワーも全く落ちるどころか出力は上がっていた。

 

<レースプラン>

レースプランといってもヒルクライムである以上ただ全力で登るのが基本だが、苦手分野であるのと経験値もある程度あることから少しでも上の順位になるよう考えた。5w/kgで踏まれたらあっという間に千切れてしまう以上楽に走る必要があった。パレードは前に上がりたい人と競合してこけるリスクをとる必要はないと判断し適当に走り、絶対前に上がる人を見つけて楽なルートを探す。最悪自力で上がれるからきつかったら自分のペースに切り替える。上がるときに一気に上がれるほど足がないのでいい場所を見つけては集団真ん中を見つけて休む。2分くらい休んでも緩斜面は長いから3回くらいなら休憩できそうと考えた。道が狭くなって勾配が上がるところあたりで20~30人程度の集団ができるはずだから確実にそれには残る。あとは耐えしのげるところまで耐えしのぐ。加えて位置を上げるときに無理なラインどりをしなければ升も上がりやすいだろうから可能な限りいいルートを選択する。

 

<前日から朝>

前日のコンディションはいろいろあって最悪に近かったがどうにか回復。4:30に起床。自転車5台を苦労しながら乗せタウンエース運転して会場へ。途中、セコマでおにぎり食べた。8:30到着。今年からパレードの場所が変わっていたことを知る。駐車場そばの短い坂とコースでアップ。今までの中では珍しくコース試走に行ってないので懐かしい感じがした。のんびりやってたらスタートは最後尾。クリテと違って確実に上がれることを知っているから焦らなかった。

 

<レース>

パレードは前に上がっていく人を横目に見ながら上位に行きそうな人を数人見つけられた。これまでになく落ち着いた気持ちでスタートラインを超える。去年はここで張り切りすぎてすぐ先頭まで行ったけど落ち着いていたため初めの1キロは一人パレード継続。周りが前に行く流れが落ち着いたところでゆっくり位置を上げる。ここでたまに300w後半(5w/kg以上)に入ってしまっていたシーンはあったものの脚はだいぶ残せた。結構前半で升と合流。途中少し話す。余裕があった。道が狭くなる前に位置を少しでも上げる。狭くなる直前にはかなりいい位置につけた。そこで位置を余分にさらに上げることにした。何となくアタックがかかりそうな予感があり、少しでもダメージを緩衝させようとする。案の定すぐアタックがかかる。

 

耐えられなかった。徐々に千切れていき、さらには後ろからかなりの人数に抜かれる。最後何人かに追いつかれたのでそこで順位決定戦スプリント。結果脚残ってなくて負ける。35:30でS2の8位。

 

<反省>

タイム・順位を残すためにレース中にやれることは思いつく範囲内でかなりやれたのではないだろうか。足は温存できたし勝負所までついていけて流れもわかった。実力以上の結果にできたと思っている。ただ結局脚がない。L4域があまりに付け焼刃なのがきつい。走り方がよくなりタイムは去年と比べかなりよくなったのはよかったといえるが、果たして強くなったのかといわれると正直微妙。エリートに今年中に上がりたいと思っている人の走りではなかった。

今年の残りのレースはモエレ沼のTTと札市民(の予定)ではあるが来年より高いところで戦うためにもベースを中心に鍛えたい。来年もこのヒルクライムには出たいと考えているけどそこでタイムを出してエリートで上位10人に入れることを目標にしたい。ただとりあえずまずは今年のレース・シーズンをやり切ります。