北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

合宿1日目
移動日。
ひがしさんと北海道から移動した(飛行機は別)のだが電車運休、降雨、落雷等不運に見舞われたが自宅から12時間かけてようやく現地に到着した。

合宿2日目
今年初の実走。
久々だったが明らかに愛車が部車よりもはるかに性能が高いことを実感したがまだまだ活かせてない。
大周回を3周したが、ラスト一周の後半はペースが上がり終盤の坂で木村さんと長澤さんに自分と亜門さんが千切られ、亜門さんが坂できつそうにしてたのでなんとか亜門さんを離そうとしたが離しきれず下りで完全に亜門さんに置いていかれた。亜門さんの術中にハマってしまったことやスプリント練習での不甲斐なさからこれからの課題がさっそく浮き彫りとなったのはある意味喜ばしい。
良かった点
•持久力が想像よりかはまだあった
•下りの感覚を取り戻してきた
課題点
•スプリントのギア選択
•頭の悪いペース配分(主に登り)
120kmくらい?

合宿3日目
この日も大周回3周。
この日はラスト一周でレース走あった。
前日に亜門さんに頭で負けたので、まずできるだけ足を残すために必死にドラフティングや登坂時のペースを意識した。大周回では上りが限られてるので序盤の坂も勝負所となり得ると考えていたら的中し長澤さんがペースアップし、案の定木村さんもついていった。上りもそう長くないと堪え前日のスプリント練で得た教訓としてギアを軽めにしハイケイデンスで上りをクリアしようと考えフォームがかなり崩れつつも2人に下り前に追いつきその後は牽く足もなくただただ必死に食いついていった。水分も固形物も補給したかったがそんな余裕はなかったので補給を諦め最後の坂まではついていこうと思ったのだが、ラスト3分の1あたりの左折信号の立ち上がりというなんとも虚しい位置で千切れた。
その後は本当に踏めず自転車からおりたいと思う局面もあったがなんとか足を回し、亜門さんやひがしさんにも抜かれる事を覚悟していたがなんとか1分弱(よりも少ない?)くらいのマージンを残して3着、先輩方に圧倒された。
多分ラスト7kmくらいはハンガーノックになってしまったので補給の大事さを改めて思い知った。
先輩方にこの合宿中で一歩でも近づけるようにもっともっと学びつつ力もつけていく。
良かった点
•勝負所の登坂でついていけた
•無理だと思いそうになった時に数回挽回して喰らいつけた
課題点
•補給のタイミング
•ドラフティングも改善の余地有り
この日も120kmくらい?

合宿4日目
外苑前日ということでレンタカーを借りにみんなで館山市まで自走で移動。
帰りは翌日レースがないのでトレーニングするために自分だけ自走で鴨青まで帰った。メディオ中心のメニューで帰ったのだが、もう一つ別の自分で考えたメニューをやれば良かったなと後から思ったがこれはこれでためになったであろう。
60km

合宿5日目
外苑観戦。
色々書きたいことがあるが割愛します、本当に練習へのモチベーションがあがりました!!

合宿6日目
雨でOFF。

合宿7日目
当初大周回4周の予定だったが天気の都合で2周に。最後の登りで2日目と全く同じ現象が起こり亜門さんの後ろに着くことにしたが、最後は亜門さんが踏んで数メートル離された。足の残り的に長澤さんと木村さんに意地でも着いていけば良かったのかもしれないが、それはそれでどうなっていたのかはわからない。よく言えば二日目とは違い決定的に離されることはなく登頂できたので、当時の自分の中ではベストだったのかもしれない。

合宿8日目
雨のため部練は無し。
午後から天気がやや回復したので走りたい欲が強く佐藤さんと2人でシイタケ村周回経由で大周回1周。
最後の登りだけペースを上げた。登りの時は去年よりケイデンスを高めにすることを意識しているがケイデンスが上がるとやはりペダリングが雑になってしまうのでかなり改善が必要。
67km

合宿9日目
部練で養老渓谷3本。
一本目はペース走で淡々と登り最後だけ上げた感じ。
二本目は多分ムラなく250w以上?で踏み続けた感じで亜門さんから逃げきった。
三本目は長澤さんから千切れかけた時にそのままギリギリ死ぬまで長澤さんを追いかけるか亜門さんと死ぬまでインターバルにするかの2択になったがスタミナ的にも後者になった。亜門さんに勝ちたい思いも無論あったがそれと同時に自分を追い込みたいと思った事もあり後手に回って振り回されるのではなく先手を取ることを意識した。心拍が194くらいに追い込めたのはいいことだがインターバルによる落差が激しく振り切れなかったのでパワマと実走との差を実感した。3分の2あたりを越えたところで亜門さんに千切られ、ゴールした頃には二本目の亜門さんとのマージンと同じくらいだった。
千切られた後気持ちを切らさなかったのはいいことだが、純粋にスタミナがない。ちなみにこの合宿中では2勝3敗と亜門さんに負け越して部練を終了してしまった。合宿後に走り込むことによって改善していこう!

合宿10日目
いよいよ学連合宿初日。
自分のグループはほとんど一年生だったので負けられないなと思ったが、プロローグで心拍が上がっていたあたり無駄に緊張していたのだろう。大周回に入るとLSDのはずが徐々に上がって行き2週目に入った頃には完全にレース走。最初の登りで自分が先頭に出た時みんなペースが上がらなかったので意外にみんな足がないことがわかり、ペースを抑えた。しかしその後の平坦はみんなイキイキしていたので、やはり学連で走ってるくらいなので平坦は好きそう。結局最終周回の最後の登りは自分含めた3人ほどで通過して終わり。
アドレナリンが切れた頃に前日に違和感があった右膝が完全にイッてることがわかり、コンビニに寄った後東海の方のサポートカーに回収してもらった。明日から走れないのが正直死ぬほど辛い。原因は以前ウェイトで痛めたこととペダリングだと思われる。
自分にとっての合宿は今日で最後となったのであった。

〜今回の合宿のまとめ〜
◎良かった点
・特に短時間高強度は多分筋トレとパワマのおかげで強くなった
・課題を早い時期に見つけられた
・モチベーションが爆上がりした
◎課題点
・やはり根本的なスタミナがまだまだ少ないのでもっと乗り込んでいきたい
ケイデンス変化のあるインターバル&出力に大きな落差のないインターバルといった実践向けのトレーニングの必要がある
・どんなケイデンスでも言えることだが特にハイケイデンス時のペダリングがとんでもなく汚い
・どう考えてもスプリントで自分の体を活かしきれていない

これらのことを踏まえ、北海道に帰ってからは実走を数多くこなし一つ一つ改善して行こうと思う。
最後の最後に膝を壊してしまったが、これも反省した上で前向きに捉えよう。
これからの自分に大きくプラスになる合宿となったのであった