北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

自己紹介と藻岩山ヒルクライム

初めまして、1年目で2年生の斉藤です。
小学1年から高校3年まで12年間サッカーをしていましたが大学に入学して一転、スポーツをするのが億劫になってしまい成績も平凡、サークルにも行かないという怠惰な一年を過ごしてしまいました。
このままではいけないと思い何か新しい事を始めようと思ったところ、かねてから興味のあった自転車競技をしている当部を見つけ今日に至ります。

当面の目標はこの1年でなまりになまった身体を元に戻すこと、早く他の2年や上級生の練習についていける様になることです。
よろしくお願いします!

藻岩山ヒルクライム
16:51 s-3 26位
朝4時ごろに起きバナナを二本食べた。大会の朝にバナナを食べる習慣は小学生の頃から続けておりバナナを食べるのと食べないのとでは頭が回るようになる早さが全然違う気がする。
時間を空けてパンも食べようと思ってカバンに入れていたがカバンを車に載せた後レースが終わるまでそのカバンを見ることは無かった。
レース直前、自分にはまだ入賞を狙えるほどの登坂力は無いことが分かっていたので今回は15分走と割り切って走ろうと思っていたからか初レースなのに自分でも驚く程緊張していなかった。結果的にこれが良くなかった。
クリートキャッチは一発でははまらなかったが手稲での練習のおかげか落ち着いてペダルを回しながらはめ直せたので最初から遅れることは無かった。最初は思っていたよりもペースが速く他の北大の選手も勢いよく前に出て行ったが自分は自分のペースで淡々といこうと思い初めは抑えめで登った。集団はまばらになり中盤からは周りにほとんど他の選手がおらずサイコンも何故か動かなくなっていたので自分のペースがどれ程のものなのか全く分からずただただひたすら淡々と登っていた。気分は完全にレースというより手稲山15分走だった。終盤応援の人が見え始めてから若干ペースアップし最後の坂で全力でダンシングして登った。ゴールしてからは死ぬ程苦しかったのだが少し不完全燃焼な感じがした。
今の自分の実力が分かって有意義だったがゴール後立てなくなる程に追い込めなかった自分に対しての悔しさが残るレースだった。

車だしてくれたカメラマンさんサポート来てくれた宇野ちゃんと三浦さんありがとうございました。

全日本学生選手権 TTT


6/1
移動日。
シーコンという輪行袋にチャリを詰めて、ころころ。シーコン持ちで電車に乗るときは日本人をやめなければならない。すみません、と言いつつもシーコンはねじ込まなければいけないからだ。そんなこんなで予定通り新千歳着。飛行機も特に問題なく乗れた。
成田で片桐さんに熱い歓迎を受け、キャラバンで熊谷へ。暑い。明日に備えて水やらポカリをがぶがぶ飲む。ウォーターローディング。キャビンにチェックインしたらチャリ組み立て。トップに入らなくてちょっと焦った以外はスムーズ。その後荒川で少しローラー。目の前にサイクリングロードがあるにも関わらずローラー。色んな人にガン見された。
お風呂に入って晩御飯食べて、22時頃就寝。


6/2
6時頃起床。
あんまり食欲がないがパンを詰め込む。7時すぎにキャビン出発。案外早く会場着。思ったよりも暑くない、風もない。準備もスムーズ。受付前に軽くローラーで足を回しておく。
受付は片桐さんが行って下さり、ささっとゼッケン付けて検車へ。被ろうと思っていたヘルメットにJCFシールが無くて焦ったが、宮崎さんのもう1つのヘルメットを借りて事なきを得た。試走は本番のスピードを出して感覚を試す程度で短くすまそうととりさきキャップのオーダー。その分ローラーでしっかりアップできて良かった。脚が温まるまでローラーを回して、片桐さんにアップオイルを塗ってもらう。片桐さんに塗ってもらったときは調子がいい。間違いねぇ。その後のローラーでは心拍をぐっと上げてそのあと先頭引きくらいの出力で2,3分ほど踏んであとはくるくる。アップ中だけで500mlの水は飲み切った。つーらんを1粒取ってスタートへ。ロングボトルにBCAA入りの水、ショートボトルに水の2本。補給は要らないかなと思っていた。

4人揃ってスタート。並び順は宮崎さん→自分→とりさきさん→亜門さん。1周目往路はとりさきキャップのオーダー通り突っ込み気味で行く。追い風もあってか宮崎さんの後ろでも260~280wくらい出てキツい。けどこれを自分が耐えなければならぬ、しょーみ根性と言い聞かせる。先頭では310w~で2分。ローテは亜門さん温存で3人で回す、かなり疲労が蓄積されていく。1周目復路に入ると向かい風になり2番手でもあまりきつくなくなった。先頭では往路と変わらず少し時間が短くなったくらい。2周目往路に入るとまた追い風で2番手位置4分からの2分引きでかなり脚が無くなってくる。だんだん先頭を引く時間が1分半くらいになってしまっていた、すみません。出力だけは落ちないように心がける。往路が果てしなく長く感じた。2周目復路に入ったところでとりさきさんターボ。3人になってからガクッと出力が出なくなってきた。引く時間も1分くらいに。さらに気持ち悪くなってきて1回吐いた。水を飲みすぎていたかもしれない。最終的には1回ローテを飛ばしてもらう始末。完全に脚を引っ張ってしまった。ラストは宮崎さんの引きでただただ付き切れしないように踏み続けて横に並べないままゴール。

終わった後は半分くらい視界が無くてふらふらだった。何か情けないという気持ちが押し寄せてきて意味わからないこと言いまくっていたかもしれない、すみません。ただ単なる力不足かなと、若しかしたらエネルギーが不足していたかもしれない。レース中はつーらん2粒(もしかしたら3粒かも)、ジェル3本、水は初載だけ。とりあえず無事TTTは終わった。


まとめると今回のTTTはとても楽しかった。自転車競技人生で3本の指には絶対入る。まず学連ってだけでもうお祭り。祭りですよ。道内も楽しいけれど、やっぱり個人的には同世代のガチなバチバチしたレースに燃える。もう来年のTTTが楽しみ。その為には今回スムーズにいったおかげである先輩方のレース以外での段取りを受け継がなければならない。何よりもとりさきさんの機材段取りが大きい。これを自分か誰かがしっかり継続させたい。TTTほど準備が大切なレースはない。練習も特別だし、機材準備、スケジューリング、言い出したら切りない。これから残された時間でしっかり学んでいきたい。

今回は皆さんに助けられて無事役割を果たすことができました。とりさきさんや片桐さん、亜門さん、宮崎さん、レースだけでなくレース以外での段取りを全任せでした、ありがとうございました。来年もっとよい成績が残せるように、この流れを受け継げるように頑張ります。

OBの村木さん、荒井さん、サポートに来て下さりありがとうございました。ローラーや補給はとても助かりました。そして写真もありがとうございます。とてもかっこいい写真ばかりでもっと自分が良い走りをしないと!と思います。自分はこれから学連レースに重きを置いていくつもりです。まだまだ未熟な自分ですが、サポートしていただけると幸いです。
今回は本当にありがとうございました。