北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

しばらく更新せず、申し訳ありません。TTT、ITT、藻岩山ヒルクライム、エンガルサンロードについて述べようかと思います。はじめに、レースで応援やサポートをしてくださったOBや先輩方、関係者各位に感謝致します。そして、結果を残せず、申し訳ありません。

①TTT

シーズンを通して唯一のチームレース。飽くまで個人的な問題だが、正直なところ、自分の過去を振り返ると、チームスポーツに参加しても良い印象がなく、今回のTTTもあまり乗り気ではなかった。しかし、レースに出ることになった以上は真剣に練習した(つもり)。

・レース前:5月の中旬くらいから本格的に練習し始めた。平日は朝練(1~2時間程度)、土日は午前(3~4時間程度)を使って練習した。練習場所は主に石狩川の河川敷、生振であった。その時期は風が強く、ふらつくので要注意。練習内容は、トレインを組み、合図やペース確認を中心に行うというもの。合図というのは、自分がどの位置に付いているのか、どのようにローテするのかを前を走る人に声をかけて、先頭の人が交代するときは手信号ではなく首で合図するということ。ペース確認は、各々が千切れないように速度を見て調整した。

練習に対する反省は自分のも含め5点ある。1点目は練習開始時期が遅すぎたこと。4月中は新歓で忙しいが、やろうと思えば、4月からでもできるのではないか。遅くても、レース1ヶ月前から始めたい。2点目は朝練に参加できてなかったこと。単純に寝坊することが多かった。課題や野暮用で就寝時間が遅くならないように上手く時間を使わなければ…。3点目は、いきなりDHバーを持って、トレインを組んで、本格的に練習したこと。1年生と同じようにDHバーを持ってローラーを回すことからしないと、ふらついて落車の原因になってしまう。また、実走でトレイン組むときは低速度から始めたほうが良さそう。今回はふらついて落車するということはなかったが、急なペース変化によって後ろの人がハスって落車する事態が発生した。対策として、前の人と車輪を近すぎないこと(車輪1~1.5個分?空けた)。これは絶対に気を付けたい。4点目は、声がけが不十分だったこと。風が強いと聞こえない。エアロヘルメットを被ると尚更。バカらしいと思われるが、発声練習もした方が良いと思った。5点目は、ボトルを取る練習が不足してたこと。(レースでは、2往復目直前に補給が認められた。)TTTだけでなく他のレースでも補給(ボトル、ジェルなど)を取る機会が絶対あるので、補給をとる練習を行う必要があると思った。

偉そうに長々と反省を述べたが、少しでも改善できれば、今年より充実した練習になると思うし、自信を持ってスタートラインに立てると思う。

・レース本番:菅原さん、鳥崎さん、樋口君、僕の4人で出場した。結果は、ビリ。ただ、落車がなくて良かった。作戦は菅原さんが牽けるところまで牽き、その後は3人でゴールに辿り着くというもの。スタート後は風で(いや、自分の聴力が弱いせいで)声が良く聞こえないこと以外順調にいったが、15km地点を過ぎてまもなく、菅原さんの脚がつってしまった。離脱したので、残りは3人で。その後は、皆千切れないようにペースを作った。また、先頭交代するとき、やはり声がほとんど聞こえないが、影や後ろをチラっと見て、位置を確認してやり過ごした。このときから、腰に違和感が出始めた。2往復目直前の補給を取るのに鳥崎さんと樋口君に迷惑をかけてしまった。本当に申し訳なかった。補給を無事にとれたのは唯一の収穫だったと思う。案の定、2本目の往路腰が爆発して、痛みに耐えた。ゴールは3人で辿り着かないといけなかったので、皆の調子を見ながら走った。最後は、3人でゴール。とにかく、怪我が無くて何より。

②ITT

・レース前:特に対策はしてない。対策するとしたら、15~20分走を数本か。

・レース本番:ポジションが上手く出せず、踏めなかった。Ave:約240w。ペース配分は折り返しの地点で、結構キツかったが、最後までペースを落とさず、何とか脚がもった。腰がまた痛んでくるのではないかと懸念していたが、痛みは特になかった。自分の実力もそうだが、ポジションの重要性を思い知らされた。

③藻岩山ヒルクライム

昨年も出場したレースで、目標は昨年の自分に勝つことだった。しかし、達成できなかった。

Result:14m35s Ave:304w

・レース前:特に対策はしてなかった。ちょうど、学祭期間だったので、ロング練を中心に行った。

・レース本番:最初からかなりのハイペースで進み、カーブを曲がり急勾配に入ったところで、先頭集団から千切れてしまった。そこからは一人旅で、ワット見ながら、垂れないように一定ペースを刻んだ。最後の激坂では、ダンシングでもがけなかったので、シッティングでできるだけ回した。去年は気持ち的にかなり余裕があったが、今回はキツく、たった4kmが長く感じた。そう考えると、実力が落ちたなぁと実感する。

④エンガルサンロード

ツールド北海道の学生選抜の選考対象となったレースである。地域別で参加し、結果は惨敗。10周で切られた。

・レース前:1週間前にロング練して翌日に手稲で橋から5本程度。平日は体調を若干崩し、あまり練習ができていなかった。

・レース本番:スタートは前の方だった。あまり身動きできなかったので、留まることに。下り入る直前で、片桐さんが前の方に上がっていったので付いていった。下りはかなりの速度で進み、登りもハイペースだったが、脚はまだ余裕。2,3周目はかなり集団が落ち着いていたが、腰に違和感が。4周目と5周目の登りで、断続的にペースが上がり揺さぶられた。また、ゴール2km前の緩斜面がかなりキツく、脚がどんどん削られた。5周目の最後の登りでダメかなと思ったが、フィードゾーンで集団のペースが落ちたので、追い付くことができた。6周目もまた、断続的にペースが上がり、最後の緩斜面で千切れたが、諦めたくなかったので、平地で牧野くんとローテして何とか追い付くことができた。しかし、自分の脚はパンパンでもう動かなかった。登りで付いていこうと思ったが、遂に千切れてしまった。それと同時に、気持ちが切れてしまった。踏んでも200wいくかどうかで、腰も悲鳴を上げていた。残り4周ちょっとあることを考えると、正直なところ、自転車を降りたくなったし、早くラップされたかった。それでも、後悔したくなかったので、完走を目指そうと切り替えた。しばらく一人旅だったが、9周目に後ろからグルペットがやって来た。しかし、付いていこうとするも、全然力が入らず、あっという間に置いてかれてしまった。10周目の最後の登りで、後ろから先頭集団が迫ってきてパスされた。肉体的にも精神的にも辛いレースだった。

今シーズンに入ってから、かなり不調で、レースでも納得がいく走りができなかった。思い返すと、不完全燃焼で終わる練習が多く、練習に対するモチベーションが低かった。このままではいけないのは分かっているが、切り替えないとツールは厳しい。2ヶ月だけでもいいから頑張らないと…