北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

全日本学生選手権 TTT

お疲れ様です、山本です。今年もやってきました、TTT。自分たちの今シーズンの大きな目標レース2つのうちの1つ、そして4,5月の集大成ともいえるレース。北大で今後もこのレースに出る流れが続くなら、案外この記事も未来の後輩たちに読まれるんちゃうかと、ちょっと詳しめにまとめていきます。

 

 

<出場するか>

去年に関して言えば、出たい人がぎりぎり4人揃い(といいつつ人数が足りないなら出るよという先輩のおかげで)出場できたという感じ。この調子やと今年もまた出るんかっていう話から始まるんやろなぁと思ってたが、自分が2年を1年間かけて洗脳したのが効いたのか(?)6人希望が出るという逆に困った展開に。

紆余曲折あり、最終的には4人目を2人から決める選考となったが今後も部内で競い合ってお互いを高めつつ決めれる流れが出来たらと思う。

 

<目標>

大目標を10位以内、目標をリザルト1枚目(12位以内)ave45km/h~、小目標をケガトラブル無く完走、と設定した。

 

<練習>

練習を開始したのは4月に入ってから。春合宿で数回はやるって話しやったけど出来なかった。4月に入ったら朝練をということで、始めたのは中旬くらい。朝練は週2,3回やる予定やったけど実際1人1回くらいしか参加できてなかった。つまるところ本格化したのは5月に入ってから。メンバーの半分以上がttt未経験になることが確定しているのにこれは遅すぎた。gw明けからは週2,3回の朝練、メンバーの授業の関係もあり、ほとんどが2人か3人、内容は北生振3周。週末は2週間しか取れず、どちらも土曜に通し練、日曜もメニュー的な。数えてみると、自分が参加できたttt練はたったの8回。その内4人以上での練習は通し練の2回のみ。他のレースがあったとはいえ少なすぎたな。けれどttt初めての2年がたくさんttt練してくれたのは良かった。結果的には心配していた技術面も安全に走れるレベルには仕上がった。

来年以降への改善として。1)経験者多数の場合、早い時期に一度すり合わせて、その後は朝練1,2回と週末の片方程度に留めその他を個々の能力向上に充てる。2)経験者が少ない場合、早い時期にtttのいろはを練習で伝える、その後は朝練は経験者が交代で見る形で個々の練習も確保しつつ経験を積む、週末はやはり片方で。がベストかなと山本的には思う。

 

<レース前日>

お昼頃の飛行機に乗る。もう少し早めに集合しましょう。

少しバタバタしたがまあ想定の範囲内で大きな問題にはならず。羽田についてレンタカー借りて思い出の地、キャビン熊谷へ。今回は先発組は5人であったがチャリが5台とittの関係でホイールを合計10本持っていく必要があったので(obさんに持ってきてもらえたので10で済んだが本来は12本…助かりました)、ハイエースとコンパクトの2台体制。実際それに加えてテントや郵送していたローラー3台やら入れたらパンパンであった。

行きはコンパクトでiizkと2人でドライブデート。音楽流して、気分良く進む、ときに歌って盛り上がりながら。なかなかないぞ、こんな遠征。道中思いがけない渋滞に引っかかり時間が大幅に遅れたことと交代でiizkがハンドルを握ると車が動かず結局自分が全行程運転したこと以外は順調であった。

キャビンに着いたら荷解きしてチャリの整備してイオンへ。ここら辺は去年と変わらず。ミーティングも終え無事就寝。

 

<レース当日>

朝は余裕を持って起床。相変わらずの部屋の臭いで多少やられたが仕方ない。下で食パン3切れと鯖缶とスティックパン一袋。水分も前日からかなりの量摂取していたが思っていたよりも遥かに涼しい。

亜門さんとハイエースで会場入り。ここでも自分の好きな音楽を布教しておく。少し時間が押し気味になっていたが亜門さんの1本引きのおかげで特に問題なく到着。

今年は審判にヨシダ、サポートに亜門さん小島さん、obの村木さんとサポート体制はバッチリ。本当にありがとうございます。自分たちは少しの準備以外はレースだけを考えていれば良かったのでとても助かりました。

基本的な流れは去年と同じ。受付をしてもらったらゼッケンを付けて、試走開始と共に試走へ。往路が追い風だったので、追い風での先頭の出力確認。みんなに確認が取れたらUターン、疲れないようにささっと帰る。そのまま検車へ。みんなに口酸っぱく言ってたからか、誰も引っかかることなくスムーズに終えた。テントに戻ってからは各々トイレなりしつつ開会式後アップ開始。心拍上げて、出力も2回ほど上げておしまい。

スタート3分前くらいにスタート場所着。ちょいどたばたしたがトラブル無く出走へ。

 

<レース>

13位 (21出走19完走) 1:26'40 ave43.75km/h

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スタート前にだらだら待つことがなかったのでそこまで緊張せずにすんだ。

ローテは前から神原→飯塚→山本→大宮。これは練習で煮詰めたのと同じ。スタート後は追い風、先頭は決めてたワット、決めてた時間できっちり回す。

折り返して向かい風。ここも変わらず同じ出力と時間で回す。みんなそこそこという感じでまだ後半上げれるかなという雰囲気。同志社を抜いて、1周終わり手前に関大に抜かれるがそこまで速度差がある訳ではなく、いい感じの目標となった。

1周目が終わり、補給。自分はボトル1本しか積めないので必ずもらう。村木さんからの補給を失敗するが、亜門さんから無事ゲット。他のメンバーが取れていたかは微妙やけど、2本積んでるので最悪大丈夫かという感じ。ちょいとわちゃわちゃなったが整えてから2周目へ。

2周目も変わらず。積極的に声をかけて、補給やらアドバイスやらしゃべる。うざかったかもしれへんけど、後半注意力が下がってきてはすったりしかねないので集中力を維持するという目的もあった。関大にじわじわ離されるが、先頭は2分くらい、頑張って引く。

復路。向かい風がきつい。ここら辺から2分は引けなくなってくる、大宮や飯塚も先頭での引きが弱くなってくる。だらだら引くとどんどんペースが落ちて負の連鎖なので短めでもいいから速度と出力を維持するように変更。少し関大との差も縮まったように思えたがずるずる離されていった。ラスト○kmの看板が出てきてからは気合いで1分くらい引く、大宮が先頭でキツそうだったのでそろそろかなと思ってたらその2周ローテ後くらいに千切れた。3人になってからは根性で回す。ちょっとハムが攣りそうだったが耐えた、ツーランのおかげか。最後は30秒くらいのローテで耐え、出し切ってゴール。

 

<レース後>

終わってタイムやらaveをガーミンで見た第一印象は、もう少し行けたのかな、だった。

確かにave179bpmやったし、IF0.97やったしかなり限界やったんやろうけど、なんかそんな気がした。多分自分が普段しないくらい期待してたからやと思う。また来年に落とし込んで、1桁順位取れるようにしよう、そしたらインカレ5人くらいで出れるし。

 

<まとめ>

詳しく書くって言ってたのに補給やら食事の話やら機材やらスケジューリングやら、どうやって作戦決めたやらほとんど書いてない。まぁここら辺は直接伝えた方がええよね。

 

最後に、itt含めフルでサポートして下さった亜門さんありがとうございました。亜門さんがいなかったらてんやわんやで自分も競技どころやなかったと思います、とても助かりました。そしてtttでサポートして下さった小島さん村木さんヨシダ、ありがとうございました。近年稀に見る万全なサポート体制があってこそのリザルトだと思います。これからもぜひ、よろしくお願いします。

 

最後に、一緒に走ったメンバーへ。来年本気で1桁狙うなら、もう1段上のレベルに行かんときつい。1人2分とか引いてる場合じゃない。今回出たら、自ずと何を来年までにやるべきか分かったはず。やるならやったりましょう、北大ちょっとはやるやんって思わせたりましょう。

 

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