北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

北大夏合宿 山本

お疲れ様です、山本です。今年もやってきた、夏合宿。もう3回目、あと何回参加できるか、もしかしたら今回が最後やったかもしれん。1年のときは函館で、2日間くらいだけツール組と混ざって練習させてもらって地獄を見たのをよく覚えてる。あと帰りの自走()。2年のときは大雪山周辺でツールに向けて、連日素晴らしいサポート体制でツールメンバーとかなり質の高い練習を重ねられた。ただツールは中止になったけれども。3年の今年は?

 

 

 

8/14

移動日。札幌から大雪まで運転。

着いてから少しして軽く練習。1ステを少し逆走して青い池側に抜けようかと思ったけど観光の車で激混みやったから来た道折り返す。懐かしいねぇ。そして踏める気がせん。

21.2km 55min

 

 

8/15

練習day1。

30kmコースを1周試走後、そのまま1周ペース走、昼休憩して2周レース走の予定。

まず自走で周回まで、これで20kmくらいあるのは少し笑える。のろのろ移動しても時間の無駄すぎるので後ろから数分後に前引いて踏んでみる。コンビニ手前で追いついていい感じ。

試走はゆっくり。ゆっくり過ぎて少し寝そうになった(居眠り運転ダメ絶対)。

その後の1周はペース走、人数も多いので先頭270~300wくらい出しても大丈夫やろ、と踏んでみんな数十秒でローテすればええかなと。ペース作って変わろうと後ろ下がったら上級生しかおらん。一瞬、??? っとなったがさすがに待つかぁとなってうーんって感じ。その後はパイセンと自分が1年を見て、他はやってもらうって感じに変更。佐久間と森を引く。登り後に森だけになったので森が後ろでも苦しくなれるように前でも260w前後で淡々と踏む。予定と違ったが辛うじて練習にはなった。

午後からはレース走、もう知らんがなとペース上がるのに身を任せる。登り前にパイセン、神原大宮飯塚との5人に。まぁ予想通り。登りでペース上げ、飯塚大宮が遅れて、自分も少し遅れる。まぁもう1周ある+配慮あるレース走なのでもちろん全部待つだろうと思ってたがそうではないらしく。前2人がローテし出したの見てすぐ諦めて後ろを待つ。せめて後ろの練習の質は上げんとねと。まじで脚止めながら15分くらい待って2人と合流。淡々と回し、ラスト周入るときに大宮がいなくなり、そっからは飯塚を無限に介抱しておしまい。まぁもうグダってるんだから変わんねえわ。

みんなへろへろカピカピだったので車で帰宅。

161km 4h59m

f:id:tour-de-hokkaido:20190826203428j:image

 

 

8/16

day2。

昨日でレース走はこの実力差では成り立たないとみなが察したのでベース走に変更。30kmコースをやめ、16kmコースへ。まだぐだらんか。

自走移動、1周試走、3周ペース走、昼休憩、20-120s*5、1周ペース走、自走帰宅。

特筆することはない。ペース走といいつつ、1年に合わせるのでさながら春のLSD。まぁ距離耐性落ちてるからちょうどええか。自走帰宅も佐久間を励ましつつパイセンとくるくる回すのみ。1ステの1kom走るの1年振りやったけどここをレースで走ろうと思ってたなんて信じられんな。

135km 4h50m

f:id:tour-de-hokkaido:20190826210454j:image

 

 

8/17

day3。

オフ日らしい。午前中ぐだくだして時間を潰した後お昼は近くの定食屋さんへ。お昼すぎに唯一走るというパイセンとデートライド。回復走の体だったが、なんせ十勝岳を登るから急勾配で普通に踏まなあかん。まぁ2人で羽根伸ばしてゆるゆる走れたのでリラックスできた。

26.1km 1h8m

f:id:tour-de-hokkaido:20190826212629j:image

 

 

8/18

day4。

一昨日と変わらず16kmコースでベース走。

自走移動、5周ペース走、30-30s*8*2、お昼休憩、2周ペース走、自走帰宅。

ペース走はまたもやゆっくりだったが、先頭はぎりtempo入るくらいで長めに引く。30-30sはどっちのセットもave7.8w/kgくらい。去年の今頃よりは0.5w/kgくらい上がってる。ただそれだけ。自走帰宅は有志で、2年が先帰ったのでパイセンと。コンビニでアイス食ってから先頭250wくらいで長めのローテ。青い池が近づいてくるとパイセンが鬼引きしだし、後でも300w出だしたのでパワハラや~って絶望してたらいきなりバックファイヤーしてニヤけた。自分はそのまま5倍はキープして踏み。何となく不調というかなんというかから抜け出せたような気がした。

180km 5h55m

f:id:tour-de-hokkaido:20190826212646j:image

 

 

8/19

day5。

周回飽きてきたでしょと、少し遠出。ツールの1ステを宿から南富良野まで往復。去年ぶりやけど案外覚えとるもんや、人数多い+ペース遅めなので強度は低い。

登り3ヶ所を爆上げすると決めといたので、坂入った瞬間から踏み倒す。

1つ目の上りは入から徐々あげで、パイセンと2人に。後半8分くらいは5w/kgは切らないように、パイセンとはーはー。11:53 262w

2つ目は入から自分で上げて、踏んでたら神原だけ追いついてきたので後ろに着く。なんか少しタレてたが自分もまぁ疲れてたので前は出ずそのまま登りきった。5:45 318w

3つ目はまた自分から上げて早々に神原と2人に。パイセンは不調らしい。なぜか上り初めからアタック掛け合いが始まり、アタック後の神原がきつそうだったので無理やりカウンター。その後かなり長かったが5w/kgは切らずに粘れた。神原が迫ってきていたのでラスト少しもがいておわり。5:04 316w

復路は総じて上りが短く、あんまり踏む場面がなかった。その分長めに引いたりして調整しといた。十勝岳は登らずに青い池の方回って帰宅。上富良野からはきっちりサイクリングやった。

160km 5h25m

f:id:tour-de-hokkaido:20190826212703j:image

 

 

8/20

day6。

最終日は昼過ぎから雨の予報やったから近場でメニュー。

十勝岳富良野側で30minのIncr(通称徐々上げ)、20-120s*5。徐々あげは一人ずつ千切っていくらしい、1番後ろから見守る。次々と千切れていき、パイセン大宮飯塚神原との5人に。大宮飯塚はほんと強くなってきてる、あともう2段階くらい伸びてほしい。神原がペース上げてパイセンと3人に、そこからは5.5w/kgくらいで頭打ち、耐えておわり。20-120はパイセンと、まぁレーゼロはかかりがいい、パワーはそこそこ。帰りは青い池側から、これまたサイクリングで帰宅。

77km 3h10m

f:id:tour-de-hokkaido:20190826212718j:image

 

 

今年の夏合宿は高強度少なめやった、自分が思っているよりも遥かにレベル差があった。正直がっかりした。けどこれが事実やし、自分ら側があまり仕上がってないのも悪かった。1年はもっとギリギリまで着いて来てほしいし、いい意味であと先考えずにもがいたりもっと積極的になってほしい。根性は総じてあると思うけど、いい意味での頭の悪さがない。もっと思い切って走るともっと得られること感じられることも増えるはず。そして、今シーズンもう少しで終わるわけやけど、レースが終わればオフシーズン、という考えは少しすみに置いといてほしい。オフシーズンというのはちゃんとしたオンシーズンが存在する人達にあるものやと思う。まだまだ未完全な自分たちは、きちんと春先から目指すものを目指せるように準備をしましょう。まだまだ絶対的なベースが足りてない。そこら辺は時間がある秋冬にどこまで継続してやれるか。わからんことあったらいくらでも教えますよ、知ってることは。あ、このことをオフシーズンって言うんか。

個人的には最後の3日間くらいで何かから抜け出せた感覚を得られたのでこの合宿は十分満足。お疲れ様でした。