お疲れ様です、山本です。
全国の大学生の日本一を決める大会である、インカレに今年初めて出場することができました。去年度から学連登録し、かなりの時間(とお金)を費やしたものの最終戦の明治神宮外苑クリテで昇格、今年度は何度かクラス2のレースに出て経験を積んできました。色々と思うことはあるけれど、前置きはこれくらいにして先に内容書いちゃおうと思います。多分後の方にぐだぐだ思いの丈を書きます。
<レース前>
5:45頃起床。本当は6:00まで寝てたかったが、同室の皆さんが動き出していたので寝れず。朝食はここ一週間規則正しく7:00に食べていたので、それに合わせて食す。会場に到着後、テントやローラーを設営してもらい、準備を開始。OBの皆さんも合流し、サポートはこの時点から万全でした。
検車が9:00からだったので前に並ぶことを考えて、検車いってそのまま並ぶつもりで8:30くらいからアップか〜って思ってた。けど、人が多いからってことで8:30から検車開始に変更、ん〜って思いつつ、早いうちに行く人はそのあとアップするやろうと結局アップなどの時間は変更せず。途中トイレなど挟んで30minちょいローラーでアップ。基本はIncrで心拍を上げて、vo2max域を少し入れるのと高ケイデンスのもがきを数本。
検車は荒井さんと9:10くらいに。丁度空いていたのと、しっかり機材管理していたので特に何もなく済んで、並ぶ。4,5列目やったので結構前の方、横に長澤パイセンと横山さんはじめ筑波大の人らで安心した。
<レース>
170人出走51人完走35位 4:50'46"(+9'19") 13.4km×13=174.2km 3250mup
ave 38.0km/h 164bpm 86rpm 182w np237w(ローリング含む)
max 79.3km/h 199bpm 156rpm 995w
ローリングは平和に終わるわけないとは思ってたけど、案の定すぐ前で落車起きて足止め食らう。その後の平坦でじわじわ番手上げて、新コースこなしてまあ真ん中くらいではローリングを終えれた。
んでスタートしたら結構ペースが早いが、割と余裕を持ちつつ、先頭が見えるあたりでは走り続ける。2周目に入って新コースから旧コースに戻ったあとのインターバルがえぐい。前の方ではあったがそれでもここは毎周きつかった。
けど調子がいいのか、位置取りがいいのか、逆にこのインターバル以外は上りもそこまで苦ではなく、落ち着いて前の方にいれた。できる限り前々で展開して、旧コース入った後のもがきは脚を使うところであろうと。ただ、2周目の補給所の上りで集団を見渡すと北大が自分しかいなくてかなり焦った。え、まじか?って感じ。
3人の中で一番自脚のない自分が残っていることに驚きを覚えつつ、見知った人の近くを走る。3周目に長澤パイセンが「危なかった〜」って言いながら戻ってきたときはかなり安心した。
その後はパイセンや京大や筑波大の皆さんといった見知った人の近くを走りつつ、次の動きに備えた。ボトルの初載はCCDボトル半分とOS1ボトル半分の500mlくらいだったので、早めにボトルを取りつつ、あまり重く持ちすぎないように心がけた。
7周目の補給所の上りで補給取りに後ろに下がっていると、あ、これやばいやつじゃね?、と感じる。案の定前の方でアタックがかかり出してした。慌ててボトルとってもがいてくが追走集団がうまい感じにできたので集団からは溢れることなく事なきを得た。
この逃げで各大学の有力選手が抜け出したので、メイン集団(ただ一番人がいる集団というだけ)はペースダウン。逃げにも追走にも乗れなかったor乗せれなかった大学がローテ回してるが、自分は完走目標ということもあってひたすら死神ポジション。上りも5w/kgを切るくらいには落ち着いた。集団は40人くらい。上りで前腿を頻繁に使うからか、熱を持ってきてたけど、古賀ちゃんからもらった水ボトルで水かけたらいい感じに冷えて戻った。ありがとう!それからは事あるごとに水をかけて冷やした。これがかなり効果あった。
8周目でパイセンが突然消える。消えるペースでもなかったので集団中を3度くらい見渡すがおらん。えぇ、パイセン、、って思ってたら9周目の途中(多分)に帰ってきはった。かなり余裕がなさそうやったから聞くとチェーン落ちしてたと。何か要りますか?って聞いたけど普通に脚がキツイらしい。自分は後ろで脚休めまくってたのでまあまあですと言えるくらいには余裕があった。
9周目の補給所前の上りで長澤さんが千切れてしまう。その後もひたすら後ろで耐え。辰巳と会話したりして気が楽になったり、どんどんペースが落ちるからこれ完走できるかなと心配になったり。
10周目にはさらに追走も出払って完全にグルペット化。その後は自分は完走を最大目標にして臨んでいただけあって落ち着いた集団とタイム差から完走はできることが分かり、安堵が押し寄せてきて少し震えた。と同時に、余力を残した自分がもっと何かできたんじゃないと思ったり。けど結局のところ最終周のメインの上りでのペースアップに呆気なく千切れ、ボトルの残りの中身全部捨てたけど特に変わらず、へろへろ最後の上りをこなしてゴール。
<雑感>
今シーズンはインカレ完走を最大の目標にして、全てをそれに向けてきた。6,7月は軽い燃え尽きで練習を継続できなかったり、ポジションを変えてからはそれに慣れて高強度に耐えることを中々できなくてかなり悩んだ。それでも夏合宿で手応えは得られたし、筑波合宿でかなり仕上げられた。だからこそ、人一倍気持ちは強かったと思う。個ロードのときにわざわざサポートに来てくださった坂本さんに情けない姿しか見せられず、終わった後にインカレでは絶対に魅せますと断言した。だからこそインカレ当日に坂本さんに調子はどう?と聞かれたときは、完走します、ということができた。自分の補給を担当してくださったのが坂本さんだったので尚更力になった。
今回の完走はバタバタの準備も万全にしてくれはった亜門さんと鳥崎さんの存在が大きかった。補給の仕方や、リクエストできる体制、レース前の準備などなど、長年レースに触れて走ってきたお二人だからこちらの思いも120%汲んでくれはった。水にCCDにOS1に、全部ほしいときに欲しいドリンクを受け取れ、ジェル付きが欲しいといってもその後の補給ですぐに用意されてて感動した。本当にありがとうございました。来年以降のサポートのためにも少しメモ的な日誌でも残して下さるととても助かります…(これ見てはるかな)
村木さん、荒井さん、坂本さん、冨岡さん、わざわざきてくださりありがとうございました!今年の北大は全員が完走できる力があったと思いますが、トラブル等で1人のみの完走でした。それでもこれまでレースで毎度、頑張ったでしょうくらいしか見せれてなかった中、少しはまともな結果を残せたのではと思います。これからも学連で貪欲に戦っていくつもりなので、来てくださると幸いです。
たくさんの知り合いと走れ、時間を共有し、とても楽しいレースでした。特に筑波合宿で知り合った同期とはもっと早く仲良くなりたかった。これから1年間、まだまだ学連で会えると信じてます。
北大の後輩たちがどれくらい学連に興味があって、どれくらい競技自体に真剣なのか、自分は分からないし、ただみんながみんな学連出てインカレ目指して欲しいなんて全く思わない。けど、自分らのレースを見て少しでも大学生同士のばちばちしたレースに出てみたいなとか、戦ってみたいなと思ったときに、その道に導けるようなそういう存在になれたらいいかなと思う。完走したらやめるわとかいってたけど、最終周走ってるときに来年こそは勝負しようと考えてしまうあたりまだまだ学連に課金することになりそうなので、昇格や経験積むのは手伝えると思う。これからもぼちぼち頑張りましょ。
自分が1番尊敬して、目指すべき姿としてきた片桐さんに、インカレを完走してまた少しだけ近づいたかなと思う。これからと来年のインカレで片桐さんが果たせなかったものを超えたい。いつまでも上を目指せるのは結果を残し、自分を信じて献身的にサポートしてくださった片桐さんのおかげです。来年のインカレはぜひ見に来てください。
最後に上げるとキリがないですが、これまで自分を支えてくださった皆さん本当にありがとうございました。これからも自分の大学自転車生活のさらなる目標である、インカレで大学対抗ポイント獲得、クラス1昇格に向けて頑張っていくのでこれからもよろしくお願いします。
そして、長野まで見に来てくれた両親もありがとう。競技や自分を理解してくれてるおかげで、高校から続けられてます。今回やっとちょっとはやるやんって思わせられたかもと思いつつ、これからも勉学も力入れつつあと1年は頑張ります。
<メモ>
・使用機材
merida scultura 9000
fulcrum racing zero & continental grandprix 5000 23c
nissen cable stainless steel outer casing with PTFE liner & nissen cable SP31 inner cable
・補給(うろ覚え)
ボトル→初載(CCD 1/2本、OS1 1/2本)、CCD 3本、OS1 2本、水 3本(ほぼ脚にかけた)
ジェル→high5 5本、powergel 1本、mag-on 1本、mag-on(カフェイン入) 1本
その他→2-RUN 2袋、梅干し 1/2袋