北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

秋季記録会及び今シーズンの反省

こんにちは、トラック1シーズン目を終えた二階堂です。
今回は今シーズンラストレースである秋季記録会のレポート及び今シーズンのパフォーマンスについての考察、それらを踏まえた秋冬の過ごし方について書こうと思います。
ちなみにいつもの長い独り言(前置き)は最後に書いてあります。
いつにも増して長いですよ。

 

【秋季記録会】
今年もハロン、1kmTT、3kmTTの3種目であった。正直3kmTTは何も練習してないので捨て種目。

ハロン
11"6くらい
先に走った高校生が練習に比べあまりタイム出ていなかったので、ベスト更新は厳しいかなと思いつつも11.5位内を目標にしていた。感覚としてはそこまで悪くなかったけど、やっぱ自分は加速力が足りてない気がする。単純に出力もそうだけど、技術面でも絶対何かしらロスしてるだろうし、その辺を客観的に見たいが今回の動画はないのでしゃあない。結果としてカタツムリみたいな速度しか出なかった。

〜1kmTT〜
1"12"4???
スタートはまぁ普通。200m〜400mは主観的にもうちょっとあげちゃって良さそう。あまりに集中しすぎて残り一周の鐘が微かに聴こえて残り一周だと知る。残り半周は基本的に気合いでインをえぐるイメージで追い込むんだけど、前走車を捉えてしまい謎に少しアウトを走ってしまった。そして最後抜かす際もアウトから行かざるを得なくなった。そしてなんか知らないがタイムがちゃんと計測されてなかったっぽくて摺り合わせで決められてしまった。多分大体あってるのかもしれないが、他の人と同じ条件の計測になっていない事が大問題でしかない。結構不完全燃焼。なんにせよまだ10秒を切るには脚が足りてない事がわかったのでまぁ良し。

〜3kmTT〜
4"02"20くらい
今年に入ってから時間の都合上短距離に絞っていてまともにVO2MAX域のトレーニングをやっていなかったのでどんだけやばいタイムになってしまうのか結構楽しみだった。正直変わっても1〜2秒くらいなのでそこまで気にしてないが、残り3周の時4周の表示がなされておりペース配分ミスったか??とか思って微妙にセーブしたら次週で残り2周の表示に切り替わっていて正直動揺した。まぁ見ての通り自分の脚がないのでカスみたいなタイム。

〜小言〜
風も強めでタイムが全体的に出る日ではなかった。全部目標とは程遠いタイムだが、一応それでも去年のこの時期よりは全種目速い。1kmTTは余裕があったので現時点でもっとタイムは出そう。
タイムへの影響がどうこうと言う問題はさておき、運営さんにはさすがにもっと責任を持っていただきたいです。記録会なんて大人からしたら一人当たりたかが5千円のたった半日の出来事かもしれません。しかし、学生だって自らバイトして稼いだり人によっては親に頼んだりしてお金を捻出しています。そしてたった数秒、数分にこれまでの積み重ね全てを懸けているんです。競輪選手を本気で目指している高校生だっているんです。人間誰しもミスはあるので仕方ないのですが、今回はゼッケンの件も含め3つ大きなミスがありました。さすがに気持ちが緩みすぎな気がします。感謝しているからこそ指摘させていただきます。


【今シーズンのパフォーマンス】
ロードでの値だが、大体MAX1495w。10秒1341w。1分9.9w/kg。
ハロン11"345(10月茨城国体)
1kmTT 1"11"92(6月北海道選手権)
MAXは去年の+50〜100w。1分は+50wくらい。ハロンベストは0.4秒更新。1kmTTベストは1.2秒更新。国体予選後はハロンに向けた練習がメインだったので1kmTTが微妙だがベストで考えるとそこそこ更新した。先に来年の6月までの目標を書いておくと、
ハロン10"90
1kmTT 1"08"00
上記の通りである。
これはどちらにも言える事なのだが、やはり自分は出力のみならず回転数が大きな課題である。ハロンでは140rpmを、1kmTTでは120rpmを楽に回さなきゃお話にならない。軽いギアで回せないのに重いギアで回せるわけがないのでまず軽いギアで回転数をキープする力をつける必要がある。これを強く感じた一年だった。あと1kmTTは覚悟がなさすぎる。毎回最初の1周チキっている気がする。正直400mSTの惰性で余力全部出し切って1周半まわるくらいの気持ちでいいのかもしれない。ちゃんと出し切れたのベスト出した時くらいだと思う。その辺も下手くそ。自分の負の特徴は何事においても覚悟が足りていない事だ。まず1kmTTでそれを克服したい。あと、トラックにおける地脚(VO2MAXあたり?)も強化しよう。なんにせよ今は練習のモチベーションしかない。研究のモチベーションも無いわけではないが、自転車のそれとは比べ物にならない。どっちもいいバランスで頑張ります。
自分も周りも裏切らない。
目標として述べた事全て結果で証明します。

 

【独り言】
函館にいる自分の周りには、切磋琢磨する部員が存在しない。日々のトレーニングは殆ど1人。独りであろうとそのトレーニングを継続する事が努力だと思った事は一度もない、自転車競技は好きでやっているので。でも正直、研究との兼ね合いを図るのは容易じゃない。そんな中で応援してくれる家族や友達等の存在は本当に大きく感じる。みんながくれる何気ない応援の一言は、多分言った本人の想像以上に強く自分の背中を押してくれてるのは間違いない。
いつもありがとう。

 

 

(Photo:レース前日の相棒君)

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