北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

札市民レースレポート 二階堂

こんにちは、札市民に4年ぶりに出場した二階堂です。
今回は札幌市民体育大会ロードレースのレースレポートを書きたいと思いますが、先に応援や写真撮影をしてくださった方々に感謝の意を伝えたいと思います。ありがとうございます!


【結果】
S-2カテゴリ 準優勝 ※エリート再昇格

〜レース前に考えていた事〜
私は、3年秋(約2年前)から研究等で練習時間が確保できない等の理由でトラック競技に転向した。スプリント力が高まった一方で、ロードに必要な能力が顕著に下がっている事を最近の練習で感じていた。そこで、短い期間ではあったが不得手な要素(巡航力やインターバル力)の改善に向けた練習に注力し、本番では徹頭徹尾、ポジション取りをシビアにこなしていく意識を持って挑む事にした。
あと当たり前なことではあるが、水分や食事内容も2週間前から気をつけるようにした。

〜レース中〜
第一関門であるクリートキャッチは人生史上最もスムーズにでき、前線のキープに成功した。とりあえず前の1〜4番手あたりでてきとうにこなしていると、何周目だったか忘れたが、元ナショナルと噂のロビンくん&和泉がアタック。あんなん逃したら決まるぞと思い、アタックして間も無く集団のスピードを乗せようと思ったが、ローテのペースが上がらず。加えて、その後にコーナーでのインターバルや坂での微妙なペースアップが散発したので、集団全体で追いかけられない雰囲気を感じた。今考えれば、レース後半で"まともにローテに加わって"踏めていた人は2人しかいなかった。5周目あたりで逃げを吸収できないことを悟った私は、集団の頭を取る事だけに焦点を絞った。レース終盤も集団の人数が予想以上にいたため、前述したようにコーナーや坂の前のポジショニングは妥協しないようにした。
そして最終周回。皆キツそうな中、うつみさんと菅原さんが余裕ありそうだったのでその2人をマーク。多分坂と最終コーナーでそれぞれがアタックorペースアップを図ると予想し、ポジション・ギアを最適にして早めにダンシングをスタート。まさしくその通りの展開になり、殆ど脚を使わず前線をキープ。2人とも抜け出したい思いがあったのか、いい感じにペースアップしていくので列車を切り替えて番手をキープ。最後は牽制に入ってスピードが落ち、完全に狙い通りの展開。少しかけてみたところ、誰もマークに来なかったのでそのまま集団の頭でゴール。
書いてて思うけど、長文の割にレース内容(とレース中の記憶)が薄い。そもそも内容を濃くできるような脚が無いのはわかっていたので、集団残ってスプリントが精一杯だと思って臨んだら予想通りの結果となった。


〜後輩へ〜
2年前より体重を5kg増やしたくせに、域値が30w下がった自分でも"どうにかすれば"この順位になれるという事実を後輩(主に1.2年)に知ってもらい、すぐさま自分を追い抜いてほしいと思っています。
幸いな事に現在部内には、エリートで表彰台に立ったり、インカレ完走したり、学連で昇格してたり、トラックをそれなりにやってる人が同時に存在しています。自分で頭を使って練習していく事は当然大事ですが、ぜひそういう先輩に話を聞いたり一緒に走ったりして刺激を受けましょう。一層強く、楽しくなるはずです!


4年前から強い彼。普段は一緒に温泉へ行く仲であり、レース中は良きライバル。

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