北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

06/18/2017定山渓豊羽ロードレース

こんにちは、1年の山本耀介です。先日開催された定山渓豊羽ロードレースに参加してきました。1日経ち気持ちも整理できたのでレース内容や考察について書きます。

S-3 
35人出走31人完走DNF
当日は天候に恵まれ絶好のレース日和。朝ご飯はパンとグラノーラを少し。昨晩に脚のケアをしっかりやっていたので脚の状態はいい感じだった。ただ前日に試走出来ていなかったので、先輩方にコースについて教えてもらい、道幅が狭くなる区間とS-2やJと混走のため落車や中切れなどに最大限に注意するということだけしか計画を立てれなかった。スタート位置はS-3の4,5列目くらいで良くはなかった。スタート直後は全体の紳士協定のようなものでゆっくり始まる。少しするとだんだん間延びしてきたのでもういいだろうと思い、吉田と一緒にするすると番手を上げる。下り切るまでにJとS-2の殆どを抜いて集団の先頭付近まで上がれた。しかし、折り返し付近で5,6人が先行している事を発見。すれ違い際に全員のゼッケンを見て、S-3の選手は入っていないことを確認して少し安心。しかし、もちろんS-2の方達がブリッチをかけだし登り始めにしてかなりのハイペースに。ここで北大は自分1人に。その後逃げを吸収したが藻岩山HCのS-3優勝の方を中心にかなりのペースで登る。ここは脚の使うところだと判断し、脚を削りながらもついて行った。案の定かなりのセレクションがかかり人数も絞られた。2周目の下りではS-2とJの2人が先行し、後ろが追う形に。自分は追うメリットはないので集団前方で上手くこなした。登りに入り、1周目ほどペースは上がらないが逃げを捕まえる過程でかなりの人が脱落した。逃げ吸収後はペースが落ち、お見合い状態に。ここで集団は15人?程になり、そのうちS-3は自分を含め5人?程。その中でもS-3の選手は2人は自分と同じくらい余裕がありそうだったのでその2人を後ろでマークする。散発的にアタックがかかるがS-2やJの選手なので無視する。2,3度S-3の選手がペースアップしたが破壊力はなく、余力を残しながらも対応した。自分はアタックをかけるのはここだというカンは働かなかったのでひたすら受け手で立ち回った。マークしていた2人も互いの様子を見ながらという感じでこのメンバーの中で勝負が決まるなと直感した。が、残り1.5kmくらいか、登りでペースが上がり平坦で少し緩んだところで前のその2人がはすり、落車。30km/hくらい出ていたので避けられず突っ込んだ。自分は優勝だけを狙ってこのレースに望んでいたので、自分のレースが終了したことを倒れながら感じた。結局自分を含めS-3の3人のみが落車し、それぞれ再走できる状態ではなかったので押して帰った。
3人でレース展開などについて話しながら歩き、他の部員のレースを見た。みんな初のロードレースとは思えないくらいしっかり走っていて、みんなでチームとしてレースを展開できる日もすぐだと楽しみに思ったり、落車仲間と話が弾んだりと転けた直後はかなり感情的になっていたが案外心は穏やかになった。
今回、トライアスロン部の方々や先輩方からのアドバイスとサポート、部からの機材供給と完璧な状態で望み、この上ないチャンスだったがほんの少しのところで逃してしまった。とても悔しく、不甲斐なさや申し訳なさを感じるけれども、 勝負けも重要なこと、それ以上に一生懸命やる事が大事なこと であるので、これからも一生懸命練習から気合を入れ直して努力したい。また、エリートでの先輩方の走りには観ている1年は何かしらのことを感じ取ったと思うので、それらをこれからの練習のモチベーションにしていきたい。
最後になりましたが、サポートの方々、選手にも関わらず準備などを手伝ってくださった先輩方、本当にありがとうございました。次はしっかりと結果でお礼をしたいと思います。