北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

定山渓・豊羽サイクルロードレース

6/18 地域別・エリート6周dnf (全8周)

レース前
前日なかなか寝付けず、1時間程度しか寝れなかった。起床時心拍はとても高く、明らかに様子がおかしかったが、TSBなどを調整してきたので体調以外は良い感じではあった。自身の実力的に少しでもいい順位で完走するのが目標だったので、緊張はあまりなかった。アップでは足を回すだけで心拍140を超え普段より20以上高い状態。そういえば行田の時もこんな感じだったなぁと思い出し、意外といけるかもしれないとか思い込むようにした。コースがテクニカルなので、とにかく最初の下りは気を付けようと皆で確認した。
パワージェル×2 アミノバイタル2200×2 アミノバイタルジェル、ようかんそれぞれ1つ ボトルは薄めたos-1と薄めたモンスターエナジー1本ずつ。カフェインは足攣りの原因かもしれないので摂らないつもりだったが、睡眠不足で眠かったのでモンスターエナジーを半分レースの3時間ほど前に飲んだ。

レース
並びは地域別からだったので、2、3列目に並んだ。流石にスタート直前は緊張したが、周りの人と話して落ち着けた。
号砲とともにスタート。クリートキャッチは成功したが、20番手ぐらいで下りで始めた。なかなかのスピードでコーナーに入っていくが、1km位で前の人が後輪をロックしコースアウトした。躱せず減速したので、復帰した頃には10人以上に抜かされていた。補給地点では40人くらいの先頭集団の後方にいた。折り返し地点でもれなく後ろに取り残され、早くもこの時点での第2集団のグルペットが出来始めた。自力で先頭に追いつくのは厳しいし、見知った強い人も何人かいるし、落ちてきた人を吸収していけば完走出来るだろうと思いこのグルペットでいくことに決めた。登り始めてしばらくして片桐さんも合流し、グルペット後方で淡々と登った。下りで180後半まで上がっていた心拍はなかなか落ちず苦しかったが、脚は軽く体の状態は悪くなかった。1周目折り返す時点で早くも先頭と差が開いていたが、いずれ落ち着くだろうと慢心していた。
2周目下りもそこそこ速く、後方で下った。補給は取らなかった。登りもそこそこ速かったが、心拍は落ち始め余裕が出来始めた。前から落ちてきた人を何人か吸収した気がする。
3周目下りは少し遅くなり、グルペット中盤に行くようになる。補給はこの周で取ったが、グルペット後方で取ったのでゴタゴタに巻き込まれ、取らなかった人たちに置いていかれてしまった。グルペットが2分され焦ったが、補給所過ぎの下りで離され追いつくことが出来ず諦めて後ろに残った。この登りからかなり先頭に出るようになった。グルペット内ではこのグルペットなら完走出来るぞやら平坦になって速度が上がるとペースを上げないでくれといった声が上がり、相当ペースが落ちてしまった。去年ならそれで完走出来たかもしれないが、タイムギャップがどんどん開いていて緩い登りでペースを落とし過ぎるとやばいんじゃないかなーと思い始めた。
4周目下る時、脚が攣りかけてしまい最後尾で下らせてもらった。補給で2ランを貰いすぐ回復する。今度から携行していこうと思った。3、4人くらいで回しペースが落ちた時前に出て引き戻すようにして登った。
5周目下りも前で回ったが脚にきていて力強く踏めなかった。この下りがうまく回らずさらにタイムギャップが開いていた。再び2ランを貰い4周目同様登る。さらに前に出れる人が減っていった。
最終周は後ろにバイクが来ていてグルペットも焦り始め、ハイペースで下った。自分も回ったがかなりキツかった。補給は取らず5周目同様登った。タイムギャップは多分30分達してなかったがこの周で切られた。
次の周で2分された前のグルペットや先頭から落ちた人達も切られていたので、先頭である程度耐えてないと完走できなかったようだ。


去年に比べてかなり成長したが、まだまだ明らかに実力不足である。1周目を人のせいにして片付けてしまうと強くなれないので反省する。1:先頭で下れば良かった。これは当たり前だが、できるだけ前でスタートし、スタートダッシュで少しでも前に出れば良い。2:うまく躱せればポジションを落とすことはなかった。難しいがこれはレースを重ね、技術や勘を身につけていかないといけない。3:集団が詰まった時に猛烈に踏んで前に追いつければ良かった。
ロードレースの勝負どころではやはり3分や5分といった短時間の高出力に耐える力が必要だと感じた。院試や研究でしばらく練習時間があまり取れないが、効率的にトレーニングしインカレ完走に向けて準備をしていきたい。

最後に補給員の皆、特にがーすーさん、的確な補給は助かりました。折り返しやゴール地点での声援も励みになりました。ありがとうございました。