北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

こんばんは。ニセコクラシックを終えて、膝の調子が回復してきたので、先週から練習を再開しました。以下は先週分の練習です。

7/13(木)

ミーティング前にパワーマックスをした。サロベツが近いのでVo2max域(5分走域)で体に刺激を与えた。

メニューは30-30×20本。30秒はVo2maxPower、30秒はrest。20本終えた頃には気持ちよい程度に疲労感が残った。

ave:約410w

7/15(土)

和泉くんと超ロング走をした。札幌、支笏湖、美笛、大滝、洞爺湖、留寿都、喜茂別、京極、倶知安、仁木、余市、小樽、札幌の総距離290km。ペースは全体的に緩めだったが、avespeedが約27km/hとやや速め。当初は膝の痛みを懸念したが、走り出してみると案外痛みは悪化せず、完走することができた。全体的に楽しいサイクリングだった。

序盤は和泉くんと色々お喋りしながら走った。特に洞爺湖の中島の鹿を退治する話は爆笑した。あと、気分が高揚していたためか、ペースをあげてしまったようで和泉くんには申し訳なかった。日差しが照りつける空の下、美笛峠を越えてフォレスト276で休憩。ここの水は硬度14mg/Lと京極の水より飲みやすい。穴場である。水汲み&水浴びして、洞爺湖へ。下り基調なので、あっという間に洞爺湖に着いた。何故か湖に浸かり、和泉くんとはしゃいだ。そこで昼飯を済ませ、サイクリング再開。聳え立つウィンザーホテルを見ながら、登りへ入った。意外と登りが長かったが、頂上が見えた頃には、彼とハイタッチをした。視界が開け、道路脇に一面に拡がるじゃがいも畑を眺めながら留寿都へ。ザ・北海道という感じ。天気はどんよりしており、残念ながら景色は楽しめず。留寿都に近づくと、どこかで見たことある風景に遭遇。そういえば、中学生のときに留寿都へ行ったことがあったなぁと思い出に浸りながら通過した。喜茂別に着いてからは、いつもの練習コース。左手の羊蹄山を眺めながら、京極の吹き出し公園へ。ここでも水汲みをした。避暑地ということもあり、かなり涼しい。観光客が多かった。和泉くんとの2ショットもキメた。時間も時間なので、長居することなく出発。倶知安に着いてから5号線コース。ここら辺で疲れ始め、早く札幌に着きたいと思い始めた。疲れで彼との会話も減り、淡々と距離を消化していった。途中の仁木町では、さくらんぼ狩りがあちこちで行われており、腹も減っていたので、無性にさくらんぼを食べたくなった。長く感じた余市に辿り着いてからは、海岸線を通り小樽へ。所々、鹿児島合宿で走った大隅半島の風景と似ていることもあり、感慨に耽った。小樽までは以外と距離はなく、間もなくして着いた。ここまで来たら、札幌まで目と鼻の先。太陽はいよいよ沈み、最後のデザート、旭山記念公園へと向かった。薄暗さの中に広がる夜景を前にして、大量の蚊に刺されながら1日走った所を振り返った。

振り返ってみれば、本当にサイクリングは楽しい。未知な場所に踏み込み、見知らぬ風景を堪能する、サイクリングの醍醐味だと思う。北海道に来た甲斐があったと思えるライドだった。在学中にもっと色んな所に行ってみたい。ガチガチな練習に疲れたら、サイクリングしよう。

最後になったけど、和泉くん誘ってくれてありがとう。