北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

道新杯自転車ロードレース


5/13に長沼町で行われました道新杯自転車ロードレースに出場したので報告します。
以下レースレポート。

S-3(1.6km×12周) 46人出走/32人完走/2位
28:16.15  ave40.75km/h 155bpm 91rpm NP270w 

<レース前>
天気は寒い&雨で限りなく最悪に近いコンディション。4:49に起床。朝ごはんはグラノーラ、バナナ、蒸しパン。会場入りしてからレースまでにちっちゃい蒸しパン×2とおにぎり2個と豆乳スムージー飲んだ。8:10くらいから2,3周試走。試走って言ってもスピードがレースと全く違うのでだらだら走っても意味無いだろうと思ったのでサクッと切り上げた。1度だけS字クランクのところで周りと前方に誰もいない時があったので、十分に注意しつつレーススピードで曲がって慣らしておいた。試走の後はテントで合計1時間くらい睡眠。スタートは12:40なのでかなり余裕があった。11時頃からエリートのレースをみつつ固定ローラーで軽く脚を回す。負荷がかからないくらい、100wとか。30分くらいで降りて、片桐さんにオイルを塗ってもらう。これがかなり良かった。雨も弾くし脚が冷えないしあと少しテカって強そうに見える、気がした。アップは3本ローラーで。40分くらい、2回休みを入れて回した。3度くらい250wくらいにあげた以外はクルクルと心拍だけ上げる感じで。場所取りをしてもらっていたおかげで余裕を持ってアップできた。S-2が終わるちょっと前に並びに。

<レース>
最前列ど真ん中に並べた。前情報でスタートから逃げをうつという方がいると噂を聞いていたので、北大はキツくなるなぁと想像しつつ、確実に勝ち逃げになるだろうから乗り遅れないことを心がける。スタート。クリートキャッチはいつも通り問題なくいけた。前情報通り1列目に並んでいた人達でかなりスピードが上がり早速逃げが出来始める。ここは問題なく付いていく。10人くらい?の逃げができかける。ただ雨が降ってかなりウェット、更には巻き上げられる泥水で視界が最悪でかなりカオス。自分も最初の3コーナーくらいまではコーナリングが安定せずひやひやした。とりあえず後ろは気にせず5番手まで辺りをキープするように心がける。ただ中切れがひどい。普通に3,4番手で中切れが起こり、しかも前の人が強いと分かっている人なので毎回自分で埋めた。それを繰り返していると自分含め5人になった。多分4,5周目くらい。メンバーは皆S-3の中では自脚があるような感じでやっと落ち着いてローテが回り出した。中切れもなく、安心してローテで先頭から最後尾まで降りれた。片桐さんが毎周後ろとのタイムギャップを教えてくださり、そこまでガンガン上げていないのに後ろとの差が開いていったので逃げ切りは確実だろうと思った。中盤辺りに片桐さんに逃げは確実だからクレバーに走ろうという言葉を貰ってからは意識的に脚を温存するように立ち回った。あの言葉で雨と泥水で眼と心の視野が狭くなりかけていた中、ふっと冷静になって展開を考えることが出来ました、ありがとうございました。5人の中では堂田さん、宍戸さんが明らかに強い感じ。特に堂田さんが先頭の時にバックストレート側のちょっとした登りで後ろとの差が広がったりした時があったので注意して後ろの番手にいるように心がけた。5人は淡々とハイペースで回り、皆かなり消耗しているように自分には見えた。自分も上手く脚を貯める走りをしていたもののそこそこスピードも出ている上に1対4で逃げ切れる気がしなかったのでただただ周回をこなしてしまう。確か10周目のバック側のちょっと登るところで先頭の堂田さんがペースアップ、自分は後ろでしっかり反応したがホームへのコーナーを抜けたときに振り返ると他の3人との差が少し開いていた。ここで堂田さんと逃げましょうといい、2人で回し始める。先頭は310wくらい?で引いてじわじわ後ろとの差が開く。ここにきて最速ラップを更新。2分1桁とか。最終周はバックストレートで少しアタックをかけるが周回遅れの人が居たりしてコーナーを攻めれず不発。ホームストレートへのコーナーを前で抜ける。何とか後に回れたがここで二階堂さんに堂田さんは300mくらいのスパートがすごいと言われていたことを思い出した、詰んだ。イン側に周回遅れの人が溜まっていたりでかなり危ないスプリントになったが普通に安全な状態でもスプリントで勝ち目はなかった、かかりで3mくらい離れた差が最後まで埋まらず。堂田さんは全然スピードが落ちなくて近づきそうで近づかない、そんな感じだった。ところで周回遅れって周回遅れになる前に降ろされないとは知らなかった、レースなのだから抜いたりするときに危なくならないよう降ろして欲しかった。

<レース後>
レース後は一緒に逃げた方々と少し会話。これがレースの楽しみだったりする。
今回は逃げが自分にとってはハイペースで逃げもできず、逃げ集団で上手く走ることしかできなかった。そのためただただ周回を消化してしまい、気づけば自分にとって不利なスプリントしか残されていなかった。不甲斐なさすぎる。自脚と1分とかのキレも必要だと感じた。色々課題は見つかったけれどここに全部書くわけにもいかないので割愛。



今回は北大も大所帯になり、先輩方のサポートはとても助かりました。ありがとうございました。1年生もエリートや理事長杯のレースをみてロードレースがどんなものかとか、迫力とか感じれたなら良かったのかなと思う。
自分は皆を失望させてばかりでまだS-3という害悪になりつつありますが、これは自分がまだまだS-2に上がるには足りないのだと言われているのだと思うのでこれからも継続して頑張っていきます。