北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

道新杯サイクルロードレース2018

ご無沙汰しております。4年目の長澤です。
5/13(日)に道内初レースである道新杯サイクルロードレースが開催され、参加してまいりました。天気は生憎の雨で、気温も低くコンディションが良くない中でのレースでした。
以下、時系列順にレース前のことから述べていきます。
・レース◯週間前〜
個人的に道新杯の対策はそれほどしてなく、むしろ翌週の修善寺のほうがはるかに重要度が高いレースなので、それに合わせて練習していました。具体的な練習はというと、短い3分半くらいの登りをftpの120%でのインターバル、8kmくらいの長い登りでftp程のペースで登る練習、週一でウェイトとパワーマックスでの無酸素メニューがメインでした。全力走はほとんどやっていませんでしたが、道新杯の前々日に15分走、前日に2分走(3分走ペース)で値を確認してみたところ、思いの外悪くない結果で安心しました。
・レース当日出走前
レンタカーの関係上、自走でレース会場に行きました。朝早く移動し、若干睡眠不足状態。定刻通りに到着し、受付と試走を済ませ、作戦(※)を伝え、レースまでゆっくり待ちました。レース1時間前には軽食とカフェイン100mgをとり、30分くらい前からアップをしました。自走で来てるので、そんなに必要はなく、10数分ほどで終わらせ、マッサージを受け、スタート位置の最後尾に並びました。
(※)作戦
今回、エリートには北大から4人出走しました。とりあえずエースは宮崎さんで、最初のポイント周回を終えてすぐに飛び出して逃げると言っていたので、自分は追走する選手をチェックする&集団を抑えることにしました。もし、4人以上逃げ続けたら、集団はポイントを取れないので、その際は二階堂くんと亜門くんにも手伝ってもらう予定でした。逃げが3人以下だったら、集団の頭でポイントを取れるチャンスがあるので、周回最後の直線で自分が強めにひいてスプリンターである二階堂くんか亜門くんに取ってもらう予定でした。あとは逃げが捕まった場合、脚があるメンバーが一人囮でアタックして、しばらく逃げて捕まれば、また違う人がアタックするみたいに波状攻撃を仕掛けようとも考えていました。
・レース中
スタート直後、はるか先頭で逃げようとしている何人かの選手を確認し、自分は最後尾なので、どうにもなりませんでした。ペースはやはり速いですが、キツくはなく2周目へ。若干集団のペースが緩まったところで、一気に選手を抜いていき、先頭15番手くらいの位置にいた気がしましたが、後ろについていて欲しかった二階堂くんがおらず焦り気味に…。4周目に入って、集団の頭に位置取り、前は相変わらず逃げ続けていましたが、無理して追わず徐々に距離を詰めていく感じでひきました。二階堂くんは位置取りで苦戦していたようで、集団に埋もれてしまっていたので、とりあえず位置を下げすぎないように最後の直線で脚を緩め見送りました。5周目に入った途端、案の定反対側から宮崎さんが飛び出し、DTMくん、NRTくん、HRTさんが追う感じになり、逃げが強力過ぎて追走しようとする選手も追い付かず集団に戻ってくる状態…。この時点で逃げが決まったかなとは思いましたが、油断せず、取り残された集団の先頭まで上がり作戦を実行しました。リンダの選手や体格の良い高校生が一生懸命ひくところ、自分がローテに混ざって集団を緩めさせるという不快極まりない展開をしたお陰で、逃げとタイム差が徐々に開いていきました。それが4周(?)くらい続き、気付いたらNSRのKさんとリンダのHさんと自分だけに。しばらくすると、逃げ集団からNRTくんとHRTさんが降ってきて、かなり消耗していたようで、自分達のトレインにつききれず後退していきました。逃げは二人、自分もポイントとれるチャンスがあったので、無駄にせず12周目のポイント周回はチョイさしをして2ポイント獲得。それ以降も、この3人で走っていましたが、前の逃げともっとタイム差を拡げようとペースを抑えようとしたらHさんに怒られました。分かってはいますが、レースなのでと開き直るくらいの覚悟ではいましたが…。14周目(?)あたりでHさんが意図的(?)に中切れをし、Kさんと数十m空いたところでジャンプし、振り切りました。そこからはKさんと二人に。自分は一切ひかず、つきいち状態。Kさんのひきが思いの外強く、驚きとともにさすがに申し訳なさがありましたが、懸命にひいている姿を見て敵ながら応援している自分もいました。16周目のポイント周回でもチョイさしして2ポイント頂きました。前の逃げとも後ろの逃げともタイム差を維持しつつ、最終周に突入。最後の直線に入る前にスプリントで勝負しようとKさんから誘われたものの、脚がつりそうで勝てる気がしなかったので振り切りたかったですが、最後の最後で脚がつってしまいスプリントができず4着ゴールとなりました。多少脚はあったので、数周くらい前から前の逃げにジャンプしていればという後悔がありましたが、エースが勝ってくれたので満足です。正直、作戦がこうも上手くいくとは思っていなくて驚きです。
一応、自分の結果は6Pで4位でした。
続く理事長杯は自分は参加せず観戦しました。相変わらず、宮崎さんが踏み倒して益々後続と差が開いていく様は大人と子供みたいな感じでした。高校生のKくんと宮崎さんとの一騎討ちで最後はスプリントでKくんが勝ち取りました。しばらく見ないうちに強くなってて驚きました。
S2やS3カテゴリーでも、ちゃんと北大をいい意味でアピールでき、今年の道新杯はチームとして比較的上手くいったのかなと個人的に思います。
・お礼
最後になりましたが、わざわざ来てくれて準備など手伝ってくれた1年生や色々サポートしてくださった片桐さん、石山さん、佐藤くん、その他応援してくださった方々、ありがとうございました。