北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

道新杯自転車ロードレース2018




M1の鳥崎です


レースレポート前に簡単に近況報告です。


去年のインカレまで自転車以外にあまり関心がない、というか自転車競技がとにかく面白くて打ち込んできました。B4の終わり頃から、なんだか自転車の他に研究やそれ以外で興味のあることがボコボコと湧いてきて、でも自転車への情熱は変わっていないので全部やろうとして空回りしかけの危なっかしい生活を送っています。こういう風に思ってるうちは大丈夫なんだろうと思いますが、うまくやっていきたいと思います。クラス2で走ってスピード感や密集具合も上がってますます面白くなってきたのに、時間や体力が足りずもどかしいですね、、





これくらいにして、レースレポートをば。





今年は鹿児島や鴨川にも行けなかったのでシーズン明けの走り込みが明らかに足りていない。一応、今年も全日本学生クリテにも行ったが、いろいろ噛み合わないでただの彦根観光に終わってしまった。最後になるかもしれない学連レースを無駄にしてしまい凄く後悔したので、4月に入ってからはtt練に絞って練習をしてきた。


そんな中での道内初戦なので、昇格を狙うというよりは、一緒に走る鈴木の踏み台になるべく(なれればだが)動こうとかそんな風に考えて挑んだ。





レース前


4時半くらいに起床。自走で会場へ。長澤や宮崎さんのアップペースの引きでダメージを食うそんなレベルの走力を痛感して、足より気が重くなる。実は短時間インターバルは意外と出来て最大もかなり更新するくらい出ていたので、何とかなるだろうとは思っていた。


受付はしてもらっていたので、会場に着いてすぐコーヒー入りプロテインを一気飲みして試走に。2周くらい?ちんたら回って滑るところがないかやP2くらいの段差を確認した。


自走したので脚は十分回っていて、アップは高負荷のみ。個人的には自走してよかったんですが今後は考えましょう。


エリートのレースを見て、逃げ続ける2人や後ろでうまく動く北大勢を見て良い具合にテンションを上げられた。





鈴木とは、1回目のポイントは取りたいと言っていたので、その前に集団を絞ること、スタートで埋もれないこと、レース中にコミュニケーションを取ること、自分を使いたい時(動く余裕があるうち)はどんどん指示して使うこと、などなどを確認した。今年のs-2ならポイント周回でもがくシチュエーションになれば毎回取れるんじゃないかなとか考えていたと思う。








レース


エリートが早めに終わってスタートまで大分あるのに並びが始まってしまって、最後尾に並ぶ。20人くらいだったのでそもそも深く考えてなかったが、学連なら割と厳しいので今後は気をつけよう。


スタートしてクリートキャッチはまずまず。やはりスピプより遅くなる。まあまあのペースで回って、集団中盤で1周目を終える。2周目に入ってバックの追い風を使って一気に前に行こうと思ってたので、前にいた鈴木を拾って23番手くらいまで上げる。ほぼ足を使わず前に来れて上々。さあふるいをかけるぞと意気込み、下ってからのs字を先頭でクリアしてホームで集団伸ばすぞとか考えてたら、s字で鈴木が滑ってしまった。


やってしまったと超動揺して、結構飛び出ていたが集団を待って今一度確認した。皆に言われて、コケた事を伝えられる。





もうどうしようもないので、自分がポイントを取ることに作戦変更した。体力的に最後まで保たない、3回目もバテて頭は取れないと思ったので、2回は取ってあとは耐えると決めた。


適当に1回目のポイント周回のs字まで走って、ホームストレートに34番手ではいる。先行から中切れで逃げ切られても嫌なので、前に出て後ろを見つつもがいてまず5ptを取る。余裕だ、などと調子に乗っていたら、その後のあまりペースの上がらない集団でも意外とキツイ。ポイント周回後アタックが散発していたが、無視というよりは追うと死ぬので、単純に集団で脚をためていた。


2回目のポイント周回前の周回で勘違いしてホームで先頭を引いてしまい反対側でバテた。ポイント周回ではホームに結構後ろから入ってしまい、これ捲るとオールアウトするが頭をよぎったのでやめた。作戦的にももう勝つのは厳しいなぁなどと思ったが、集団もキツイとか考えてとりあえず付いていく。





相変わらず内山さんが積極的にアタックをかけるが、足ありそうな人がわざとか分からないが意外と追わない。何人か付いていけばじわじわ離せそうなのにとか後ろで腹筋が攣りそうになりながら思って見ていた。


3回目のポイント周回も、後ろで入って見送る。というかその前あたりから腹筋がカチコチで腰を上げたり深い姿勢を取れなくなっていて、とうに脚は復活していてもどうしようもなくなっていた。


ポイント周回後じわじわ離れ、降りかけたがせっかく5pt取ったので完走すれば順位は上がるかなどと思ってフラフラになりながらなんとか完走。





とても不甲斐ないレースだったし、鈴木ならいけただろうなぁとか思うし、なんとも悔しいレースだった。どんなレースでもダメダメだとやっぱり悔しい。


今までレースで腹筋に限界がきた事などなく、ポジションかどこか悪いところがあるのかとか考えたが、単純にあのペースでキツくなったりしたのでただ走り足りてないのだろう。


とりあえず、一回だけでも余裕で頭を取れたのは良かったので、もうそういう方向に突っ走るのがいい気もしてきている。








理事長杯は、2レースで死にかけだった後輪のタイヤがあえなくぺちゃんこになったので、2人のゴールスプリントを目の前で観戦した。








新入部員のみんな、こんな天気の中朝早くから見学に来てくれて、わざわざ自力で会場に来てくれた人もいて、ありがとうございました。見られている側もとてもやる気になるし、サポートもしてくれたり大変助けられました。エリートレースなんかは見応えあったと思います。次の藻岩は多分みんなが主役なので、いいレースができるよう頑張ってください。


そして、サポートに来てくださった片桐さんや佐藤にも、準備やレースサポートに片付けまで、とても助けられました。みんなレースに集中できるのも、気が回るサポートをしてくれる皆さんのおかげですね。ありがとうございます。


石山さんも一緒にレースに出られましたが、いろいろとお世話になりました。今後も会場でもよろしくお願いします。





次のレースは本命TTTITTです。空回りしないギリギリでできる限りの準備をして挑みます。3度目の正直でいい結果を出したいです。