北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

地獄期間終了

こんにちは、最近『恋と嘘』や『クズの本懐』で恋愛における駆け引きを学んでいる二階堂です。そんなものよりレースの駆け引きを心得るのが先ですよね、知ってます。
今年は天災が多いように感じます。西日本豪雨のみならず火山が噴火したり気温も異常に高かったり。自分は常にジャージで登校し、遊ぶ時も基本的には男女誰がいようがジャージです。だけどたまに私服着るんですよね、気まぐれで。そしたらその次の日や当日に上で述べた天災が起きるんですよ。これ、本当です。

※途中青森旅行記があります、もはやただの日記です

7月30日月曜日
ザ・満身創痍。1週間前なのであまり記憶はないが、3時くらいまでは勉強していた気がする。夜に休憩がてらローラーでメニュー練。ウォーミングアップとクールダウン中は目の前にノート置いて勉強しながら。
1h,77

7月31日火曜日
まず1個目のテスト。なんとあまり解けず。去年まで単位獲得が余裕なのでおっけーで済ませるところだが、今回はそういうわけにはいかない。あーあーとか思いつつ帰って少し休んで勉強してローラーして勉強して気がつけば時計はこの日も午前4時を回っていた。勉強ってきりがない。
1h7m,59

8月1日水曜日
オフ。午前は寝不足や疲労で頭が痛い。とりあえず出来はそんな良くないけどテストが終了した。みんなでカラオケで喜びの舞をして翌日からの旅行のために買い出ししたら夕方になってた。本当は乗る予定だったけどこの日は疲労回復に専念することに決定。夜友達と港まつりの花火を見てから温泉へ。屋台もまわりたかったがかなり車で混んでいたので仕方ない。

8月2日木曜日
たしか10時40分フェリーターミナル集合だったが8時半頃家出て城岱へ。足が重すぎて全く動かなかったのでSFR(笑)で頂上まで一本。そもそも午前中に自転車乗れたのいつぶりだろうかという感じ。疲労感に苛まれながら帰宅。圧倒的に遅刻ギリギリだったのでフェリーターミナルまで激チャ。多分この日一番の高強度だったと思う。シャワー浴びて10分後に汗だく。
↓ここから需要の無い旅行記
まず旅行は人生初フェリーから始まった。けっこうちゃっちいやつだったけど学割で往復3200円なので何も不満はない。(ちゃっちいって方言ですか?)今回はご飯も行き先も『ジャン』で決めた。青森着いてすぐの昼ご飯も各々が候補を挙げてジャンで勝利した人の所に行く事に。8人いたので自分はネタ枠として《ガスト》候補として参加したらなんと圧勝してしまった。不本意ながらガストへ。青森のガストはなんまらうんめえなぁ〜(白目 それから適当に車を停めてねぶた祭りの道沿いをぶらぶら。ねぶたの格好の子たちかわいいね〜なんて話をしながら歩いていたらねぶた祭りが始まった。どうやってこんなすごいの作れるんだろうとか思いつつ見ていたら売り子の女の子2人が来て、顔小さいね〜って言われたけど自分そんな小さいんか?ねぶたを一通り見てからかくかくしかじかあってから宿へ。宿と言っても24時間開いてる銭湯で知らんおっさんのいびきの大合唱で動物園と化した空間での雑魚寝だったが、当初は野宿の予定だったので十分良かった。ダーツの旅と称してダーツをやった結果翌日は十和田付近へ行く事に。あのコントロールの良さ、さすがバスケ部。銭湯に入ってから友達I氏と恋話をしてから就寝。いとをかし。
39km,80

8月3日金曜日
いい意味で予想外なほど睡眠をとれた。身体は雑魚寝でバキバキだが旅をするには十分なくらい回復していた。朝風呂に入り、十和田へGO。この日も圧倒的なジャンの強さで朝ご飯のモスバーガー()を勝ち取りハイエースの運転も回避し続けた。八甲田山からの景色に皆感動していたが、ぜひ自転車を始めるべきだと思う。自転車やれば山も含め様々な景色が見られるぞ。十和田湖までの道はヘアピンの連続で運転がなまら大変そうだったが後ろから白バイのお兄さんが難所を越えるまで見てくださっていて優しさを感じた。十和田湖からバスで上がって奥入瀬渓流を徒歩で下った。流れの緩急や木漏れ日、滝の音や流れを裂く岩等が複合的に独特な雰囲気を作り出していた。おいしい空気を吸いながら十和田湖まで歩いてそこからハイエース三内丸山遺跡まで移動。やはり山道はローディーが何人もいて自分も自転車で来てみたいな〜と思った。閉園ギリギリの三内丸山遺跡に到着しマッハで回った。僕らは教科書や資料集でお馴染みだが三内丸山遺跡は1990年代、つまりかなり最近になって発掘された遺跡で親世代にはそんな馴染みはない事を知った。他にも日本のどこかに未踏の跡地があるんじゃないかな。そこからまた駅付近まで移動し味噌カレー牛乳ラーメンを食べた。うまかった。最後の最後でジャンに負けて街中でハイエースを運転する事に。約半年ぶりの運転がハイエースで最初の5分は緊張したが、すぐ慣れた。ハイエース運転した事で実家の軽の運転がかなりイージーに感じるようになったので一回でも運転できて良かった。レンタカー屋からフェリーターミナルまでの3kmをダッシュしなければならなくなったので友達と2人で軽めに走った。これが後々響く事になる。そしてフェリーに乗って帰宅。大雑把に書いてもこれだけの量になったくらいには濃い旅行だった。ここには書けない事ばかりだがなかなかクレイジーで楽しく大学生らしい2日間だった。

8月4日土曜日
圧倒的疲労で昼前まで爆睡。壊れたシューズがどうにかならないかスピード商会さんまで持って行ったがどうにもならなかった。パワメも壊れたままだし泣きそう。

8月5日日曜日
ニセクラ。エリート10位
レースレポートというほど特にレポートとして記す事はない。自分の苦手なヒルクライムを強化するべくして出場した。オールアウトするまでついていくことだけを考えて順位とタイムは考えない事にした。あまり覚えていないが結局ラスト2.5kmくらい?でぶっちぎられてそこからもう足が動かず。ちぎれて1分くらい経ってから堂田さんや青木さんや美輪さんにガンガン抜かされていく。なんならラスト1kmくらいで神原にも抜かされた。昇格がかかっていた神原や飯塚は先頭に無理について行こうとせずイーブンできちんと踏んでいたため順位及びタイム的にも良い走りをしていた。1年の頃の自分は一度だけ出たきじひき高原ヒルクライムで同期の臼井や早坂にボロ負けしS-3で8位だった。それ以来ヒルクライムが苦手だと気付かされ2年の頃は着も狙えないしとか思って避けてきた。2年ぶりのヒルクライム出走だったが当初出場する気は無かった。研究室配属が懸かったテストの連続からの旅行明けだしコンディショニングが全くできないからなぁ…とまた言い訳を見つけて苦手分野から逃げようとした。今年のツールは例年より遥かに登坂力が試されるものであり、ましてやそのレースに自分は大学を代表して出場する。変えようと思わなければ変わるはずもないのに変えようともしないのはあまりにも惨めだと思い出場を決めた。やはり現実は甘くなく、結果も10位とシングルリザルトすら叶わなかった。筆舌に尽くしがたいこの思いでいっぱいだが、この思いは1ヶ月後にぶつける。
33m302w(オールアウトまで22m316w)
※右計測のため±5wの誤差有

週計5回(土曜も含む)→5h52m,96km
テストのせいで全然乗れてない。なぜ来年とその後の生活を決める研究室の配属がGPAで決まるのか。春夏は本当に学校大変だった。自分おつかれさま。冷静に合宿が思いやられるが、ご褒美として束の間の旅行もしたのでもう開き直ってボロボロにされて圧倒的成長するしかない。