北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

成長

こんにちは、最近は実家暮らしのためほぼ毎日12000歩以上(約7〜10km)歩いている、というか歩かざるを得ない二階堂です。
成人男性の1日の平均歩数は約6900歩くらいだそうです。意外に多いですよね。社会人の方は仕事によってはずっと立ちっぱなしで動くようなものも少なくないですが、そのような職の人は少なくとも1日10000歩くらいは歩くと思います。では大学生はどうでしょう。北大の場合大学の近くに住んでる人が大多数ですね。自分は函館ではその類の人間なのですが、実際に計測すると1日3000歩くらいでひどい時は2000歩をきる時もあります。社会人になって『年取って階段登るだけで息上がるようになったわ〜』と言う人がいますが、その原因の半分くらいはその人が大学生の時に楽してるからです。要するに、大学の近くに住んでる大学生(特にキャンパスが狭い函館キャンパスの人)の多くは運動不足なので一緒にチャリンコやらないかい??☆って事です。

8月27日月曜日
オフ。前日にレースでたった1.3キロと帰りの15キロくらいしか走ってないくせに謎の疲労感。距離は少なくとも一応レースはレース。気が張っていたのかもしれない。宮崎さんから借りてたホイールを返したりなんだりかんだりしてたら1日が終わった。この日から数日間非回転性目まいに悩まされる。

8月28日火曜日
起床と同時に例の目まい。寝不足も相まって休むか迷ったが宮崎さん達と練習できる機会も限られているしモチベは十分だったので実家から北大へ。宮崎さん佐藤さんやまもってぃーと合流。まず20分走全力。出だしの1〜2分は調子いいかも…!!とか思ったがそっこうで垂れる。ちゃんと覚えていないがオリンピアあたりでもう千切れてた気がする。そこからは黄金のタレ。出力もピーク時から体重が1.5kgほど減ったとは言えどちょっきり20wも低い。弱すぎて笑えん。宮崎さんももってぃーもカッ飛んで行って手稲23分台叩き出してて強かった。翌日長澤さんも23分台だったし。みんな強え。その後踏める気もしなかったが旧道で2分走。最近サイコンのGPSがアレなせいで始まって10秒ちょいカウントされてなかったので実質1本目は2分10秒ちょい走。立ち上がり無しで7.2倍くらいだったので多分2分7.4倍くらい(約450w)のペースだったと思う。可もなく不可もなし。1本で終わりだと思ったが2本目もやると聞いて震える。2本目は始めからダメダメでラスト40秒はずっと心折れそう、ってか折れてたので出力も生まれたての子鹿みたいだった。メンタル弱すぎる。強く生きねば。2分走も微妙だったがひとまず2本とも誰にも負けなかった。どんなコンディションであっても負けないストロングポイントが見つけられたのは良い事な気がする。無酸素域に近い強度が伸びていることから調子自体は悪くないし、むしろ良いはずだ。8月は主に合宿において函館で不足していた距離耐性の部分のトレーニングを重点的に行ってきた。故に7月末のテスト期間あたりから20分走等の準高強度におけるトレーニングが以前より不足しているのは間違いない。最近その領域が伸び悩んでいるのも当然か。調子が悪いのではなくて練習不足で弱い、単純な話だ。長澤さん宮崎さんもってぃーは地脚が強強の強なので、自分もツールに向けて追いつき追い越すべく残り期間は距離耐性や高強度はもちろんだが特に地脚付近のトレーニングに重きをおこうと思う。まだ強くなれる。やるしかない。ちなみに練習後の昼寝から目覚めた時も例の目まいが出た。なんなんだべか。

8月29日水曜日
地元の体育館で筋トレ。実は練習日記に書いてませんがちょこちょこ筋トレ再開してます。今年のツールに向けて食事の量考えたりデッドウェイトにならぬよう筋トレを避けたりしたが結局自分らしくやってる時が一番調子が良いことがわかった。筋トレをすると筋肉が喜んでいるのがわかる。筋肉から気持ちいいという声が聞こえる。それを聞くと自分も気持ち良くなる。筋肉最高。More power。

8月30日木曜日
とある施しによりけっこうな筋トレをした翌日なのに起床時に筋肉痛や疲労がなかった。すごい。雨の予報だったがそこまで降らなさそうだったので1人で手稲山へ。20分走、あわよくばタイムトライアルのつもりで走り出す。圧倒的向かい風。そしてオリンピア越えたあたりから雨。雨。雨。からのハイランド?あたりで土砂降り。登頂するメリットが何一つ思い浮かばなかったので20分で引き上げる。20分5倍は越えたが絶対値はもちろんレシオ的にもまだピークには達していない。しかし近づいてきた。まだまだいける。ある領域の練習すればその領域が強くなる。やるべき事は決まっているのでこれを続けていくっきゃない。この日一番の強雨に打たれまくってずぶ濡れで部室へ戻ったのであった。