北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

震災後

こんにちは、自然の恐ろしさを痛感している二階堂です。
あの台風や地震から1週間以上が経ちました。ライフラインはすでに全道的に復旧してきて今では何事もなかったかのように過ごせています。インフラ関連の方々には頭が上がりません。ツールに関しては昨年の事故に続き、2年連続出場を逃す事となってしまいましたがこればっかりはどうしようもないです。大きな被害に遭われた方々がいる一方で今こうして以前と同じ暮らしができている我々にできる事は節電や寄付といった微々たるものですが、少しでも貢献できたらなと思っています。

9月6日〜9月9日
地震により部室が開けられず、自転車に乗れなくなったためこの期間は筋トレとランニング。余す事なくしばいて3日くらいで全身筋肉痛に。ライフラインが想像の倍くらい早く復旧して驚いた。

9月10日月曜日
My Birthday!!!
家族はみな出勤するため家に残された犬を守るべく家でできるだけ待機しなさいとの指示を受けた。部室が開いたと聞いてそっこうで自転車を取りに行ってそっこうで帰宅。自宅で筋トレしかすることのないちょっぴり寂しい誕生日だったが、SNSを通じて誕生日おめでとうと言ってくれた方々がいるってので十分幸せ。

9月11〜13日
ディズニー旅行。3ヶ月以上前から企画していて直前になって震災の影響で行けるか微妙だったが運良く行く事ができた。一日あたり22000歩くらいしか歩かず比較的省エネゆったり旅行。東京は牛乳も豆腐も何もかも売っており、改めて震災のあった場所とそうでない場所の違いを感じた。

9月14日金曜日
久々にパワマ。震災後トレーニングとして自転車(のようなもの)に乗ったのはこの日が初。オ、オフシーズンだしっ(震え声。これからトラック競技に参戦するにあたって成長の軌跡を知るために現時点での無酸素と0.1kpでMaxケイデンス測った。ケイデンスに関しては241rpmしか回らず己のペダリングの下手さを実感したがまぁ伸び代があるってことだべな(白目
トレセンで筋トレして帰ってから下半身の自重トレ。

9月15日土曜日
まずチャリで実家から北大へ。久々にロード乗って思ったのはやはりロードは楽しいし気持ち良いしよく進む。がーすーさんと合流してゆったり函館へ移動。がーすーさんの水産の友達と3人で夜ご飯を食べた。M2の方々とお話する機会はそうそうないわけだがとても楽しかった。1ヶ月以上ぶりに函館の我が家へ戻るにあたって家の中が心配だったが何一つ物が落ちてなかった、すごい。

9月16日日曜日
チャレンジザバンクに参加。トラックはやりたいとずっと思っていたけどずっと機会を逃し続けていた。ようやく初バンク。ピストはほとんど乗る事ができなかった、あれ止まるの大変だな。ピストは持っていないのでロードで200m、400m(両方スタンディングスタート)に参戦。その前に人生初のバンクを少し走ってみたわけだが始めは普通に走るのでもけっこう怖かった。少し練習してから競技開始。スタンディングにおいて軽いギアでスタートするのは今後のためにならないのとピストで参加している人と比べやすいように何枚目かは忘れたが初めから重いギアに入れて変速しないで競技を行った。他のロードの人はどうしていたのだろうか。
200mはバンクのカーブに入った瞬間にダンシング危ないだろうとか思ってシッティングで固定してしまい加速しきる事なく終えてしまった。圧倒的不完全燃焼。この後の休憩時間で他の人がコーナーで立ちダッシュしてるのを見て次は自分もコーナーで立ちダッシュしようと決意した。17''57。遅すぎワロタ。
400mは前述した通りしっかり加速する事とスタートをスムーズにしようと意識した。結果的にコーナーでの加速に関してはそこそこ悪くなかったと思うデータを見るといつも右のほうが出力高いのに今回は逆になっていて外足で踏み切るのがまだ怖くて全力が出し切れていない。スタートに関してはひどくぐらついた。縦踏みや引き脚や上体の使い方がまだわかっていない感じでとんでもなく下手くそなスタートだった。ピストが思いやられるが、これは伸び代(n回目。31"23。遅くも速くもない。
一応どちらも2位とか3位とかだった。やはり技術は言うまでもなく脚力、筋力もまだまだアップしていかないとな。モチベがモリモリ上がる。
自分が後に比較するためにここに記すけども、出力はGPS精度による1〜2秒のラグを除いて200.400それぞれ16秒960w(15.24w/kg)、30秒742w(11.78w/kg)でAvg1000w以上を保てたのは14秒。来春には20秒維持できるようにしてやる。
とまぁこんな感じで初バンクを経験できたこともそうだしがーすーさんのおかげでトラック関係者の方々とお話する機会もあって今後トラックをしていくための大きな初めの一歩となったのであった。
菅原さん、運転も含めてありがとうございました!