北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

トラック国体予選と近況

こんにちは、最近俗世の厳しさを実感している二階堂です。出家はしません。
久々なので、近況等も含め、出来るだけあっさりと(長々)書きたいと思います。


〜近況〜
6.7月は特に『度重なる新たな実験、データ整理、論文読解、発表資料作り、教授とのディスカッション、院試に向けた準備(2500字の志望理由書の原案および修正案の提出や8月の試験に向けた勉強)、ゼミ、アルバイト、練習、大会』が全て重なる時期で、現在自分が生きてきた中で最も脳と身体をフルで使っています。身体が脆いせいでここ1週間ほど喉痛・頭痛・発熱・咳・喘息が続いていますが学校を休める状況ではないため登校を余儀無くされていますが、もうそろ気合いで治します。てことで後輩のみんなには、研究室選びの際に研究内容だけでなく、課されるタスク量も検討した上で決める事を最重要視する事をオススメします。フィジカルもそうですが、メンタルが死んだら元も子もないですからね。


とまぁ苦しい話はこの辺にして、国体予選のレースレポートを書きたいと思います。既に長ったらしい文章ではありますが、興味がある方はぜひ。

 

〜レースに向けた準備〜
前述の通り、4年生になってから物理的に練習可能な時間は平日の朝少しと休日だが国体予選は上半期において最重要レースであり妥協はしたくない。可能な限り練習量の確保は行ったつもりだったが、データを見てみたら国体までの1ヶ月間、週の平均練習時間は3時間弱だった。さすがにこれには『ファッッッッッッ!?』となった。今の自分の力を最大限に発揮できるコンディションを作るために練習内容やトレーニング時間の捻出を必死に考え、調整した。

 

〜当日〜
ギア比は前回より前を一枚重くして挑む事にしたが、当日は暴風雨でいかにもタイムが出ない状況だったので悪手でないことをひたすら祈った。
・200mFTT 11"59 1位
前回とほぼ同じタイムであったが、周りが天候の影響で0.3〜0.5秒ほど遅くなっていることを考えると悪くはない気がする。シッティングへの切り替えやペダリングポジション、第4コーナーあたりからフラついて距離的にロスしてるといった課題が見つかった。やはりわかっていてもこれが難しい。ギア比に関してはもっともっと詰めたい。

・1kmTT 1"12"34 2位
自分を責めても責めきれないミスをした。チェーンリングの交換を忘れ、ギア比をハロンのままにしてしまった。とは言え多分道選手権の時と同じくらいのタイムくらいだったろうからシンプルに実力不足なのは言うまでもない。スタートもうちょい踏んだ方がいいのかもしれん。当日改善してタイムが変動するような点としてはスタートくらいで後はもう練習するしかないと思う。

ケイリン 2位
くじにより番手は6番。先頭に木賊さんや堂田さんがいたため自分は序盤で番手を上げることが必須だった。とりあえず残り一周の時点で前から堂田さん、木賊さん、自分。自分が仕掛けようとした2秒前に木賊さん発射。相変わらず己の反応の遅さが際立ち、結局一瞬の踏みでついた差が離れずとも縮まず2位。動画で確認すると自分のペダリングポジションの悪さが手に取るようにわかる。

・スプリント 2位
予選〜準決勝までは割愛。決勝に関して。
一本目はハロンで自分の方がタイム出てたとは言え、木賊さんのケイリンの上がりタイムが良かったため先に仕掛ける事に。出だしのキレがめちゃくちゃ甘かった。第三コーナー回る頃にはもうかなり迫られてしまっていた。
二本目。先に仕掛けようとしたが先に前に出られてしまった。離れたら終わりだと思い迫ったが、第4コーナーで強風に煽られ危うく落車しかけ、加速終了。そのままどうしても捲れず半車身差。敗因は単純な実力不足を含め無限にあるが、バトンホイールやギア比の選択についても今後より深く考えていく必要があると感じた。


〜国体予選を終えて〜
選考会議を経て、自分は目標の国体選手に選考されました。種目はスプリントです。全体を通して力不足を痛感した今大会。運良く国体本戦出場が決まりましたが、これはあくまでスタートラインです。とりあえず本番まではタイムが出にくい函館競輪場でのハロン11秒切りを目指して全力で取り組んでいきます。


自分は生きるために生きる事がなにより大嫌いですし、不幸な話が蔓延する世の中において常に明日は我が身だと思っているので、生きていて身体を存分に動かせる今、こんなにも楽しくて大好きな自転車競技を続けないという選択肢はありません。
その中で、現環境において競技を継続できてこんなにも楽しい思いができているのは応援してくれる家族や友達、多くの事で協力してくださっているファルコーネ8823トラックサイクリングの長谷川さんやスポンサーのサイクル小野サッポロさんのおかげです。他にも、部を含め数多くの方々の支えがあって国体出場権を得る事ができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです…。

僕は絶対に屈しません。国体にて自身の最大限の力を発揮できるよう、日々邁進します。

これからも引き続き、応援よろしくお願いします!

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