北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

地域別レースレポート

2年の伊藤です。8月8日にモエレ沼公園で全国地域別自転車道路競争大会に出場したので、レポートを書きます。

S-3:2位/出走11人

 

道新杯から2週間の練習期間があったがクリテに特化したような練習はあまり出来ず、またレース一週間前にワクチン接種で体調を崩したこともあって、レースは非常に不安だった。

当日は5時に起き、パンだけ食べて30分くらい歩いて集合場所へ。オリンピックの交通規制がものすごかった。会場着いてからは田代と鈴木さんと重い荷物を何回も運び、テントは強風で立てられず、といった感じで意外とバタバタした。前回の道新杯と同様、試走は念入りに行う。カーブは長沼水郷公園のコースに比べてちょっときつく、砂っぽい感じが嫌だった。坂のぼった後、ホームストレートに入るまでが追い風区間という風向き。アタックとかは難しいだろうなぁ、という感じだった。道新杯とは違ってレースまでの時間は2時間ほどだったので、ちょっとのんびりした後、約1時間前から三本ローラーでアップ。10分くらい回して、その後は5分テンポに1分sst~ftpみたいな感じを何回か。しっかり汗をかき、心拍もある程度まで上げられた。出走サインをして、スタートラインへ。たけしが応援に来てくれて嬉しかった。

出走は11人と、前回の道新杯の人数の約4分の1。とりあえず先頭についていき、集団の中でも前で展開する、という目標をもってスタートした。スタート直後に一人が飛び出すが、なんか無理する必要もない感じだったので、無視した。その後もあまりペースは上がらなかったが道新杯とは違って自分も前を引く場面が多かったのがしんどかった。とはいえ、自分が先頭の時はそれ程踏まず、なんならカーブのたびにめちゃくちゃ速度を落として立ち上がりにグン踏みする、という所業を繰り返した。3周目くらいから先頭集団は5人くらいに絞られ、sccのおっちゃんとmrcのおっちゃんが元気に前を多めに引いてくれる。その後もちょっとしたペースアップはありつつも、ほとんど展開がない。最終周、坂の手前で先頭になったため、坂で強めに踏む。この時点で3人に絞られる。その後はmrcのおっちゃんがリードアウトみたいな役割をしてくれて、そのおっちゃん、髭の生えたおっちゃん、俺という構図でホームストレートへ。ちょっと早めに仕掛けたが、髭のおっちゃんにスプリントで力負け。2位。非常に悔しかったが、前回と同様、楽しかった。

 

反省点は以下の通り。

①インターバルの徹底

インターバルでもっと踏んで足を使わせることは出来たのではないか。少なくとも、優勝した方は相当余裕がありそうだった。

②スプリントでの位置取り

二階堂さんに教えて頂いたことが生かせなかった。具体的には、残り100メートル時点で横に並ぶくらいの位置取りでないと厳しい、という話を聞いていたが、少し遅れをとっていた点が今回一番の敗因だろう。

③作戦的な工夫

レース後に鈴木さんと話したが、最終周の坂のあとで後ろから一気に速度差をつけて逃げ切り、という形もあったという話を聞き、自分の選択肢の少なさに気づかされた。まだまだ学ぶことは多い。

 

人数が少なかったとはいえ、今回の展開や成績は少し自信になった。しかし、まだ昇格は出来てないわけで、自分の実力がまだまだであることは確か。レース後にみたエリートクラスのレースで同い年の札幌じてんしゃ本舗の選手や高校生の選手が道内トップの選手たちと渡り合っているのを見ていて、そのことを嫌でも思い知らされた。夏休みもゴリゴリ練習するぞ!

 

最後になりましたが、今回サポートに来てくださった鈴木さんにはほとんどの仕事を押し付けるような形になってしまい、本当に申し訳ないと同時に感謝しています。おかげで本当になんのトラブルもなく、レースに臨むことが出来ました。また、大変な状況の中、大会を開いてくださった運営の方々にも感謝を申し上げます。

 

これから夏休み、さらにステップアップするチャンスの時期です。部員のみなさん(特に現役世代のみなさん)、気合入れていきましょう