北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

井の中の蛙がどーのこーの

こんにちは、B2の伊藤です。

二週連続学連レースの二本目のレポートを書きます。

 

②大島三原山ヒルクライム(11月7日)

<本番まで>

二週連続のヒルクライム。出走は7人。ワンチャンありそうな予感もあったが、今回はおんたけよりも距離は短い(半分くらい)が勾配がハンパない、あと2ヒートあるということで不安が勝っていた。

練習では前回不足していた5分走や3分走を取り入れつつ、あまり疲労がたまらないようにトレーニングした。間に納会レースがあり、ほとんどの時間を先輩たちとのおしゃべりに使って色々と学び、冬や来シーズンに向けてモチベーションができた。頑張ります。しかし、先輩たちともう走れないのかと思うと寂しい。もうちょっと一緒に練習したかった...。来年は一人北海道に残るO宮さんとイチャイチャします。よろしくお願いします

前日の夕方の飛行機に乗り、ローラー送った先のヤマトが営業してない、という大トラブルを乗り越え、東京港でフェリーに乗る。久々に船に乗り、テンション上がった。また、船の甲板からの夜景や、大人数用の部屋に他に客がいなかったことから、めちゃくちゃ楽しかった。が、消灯時間をむかえ、寝ようとすると全く寝られない。すごい揺れるし、音もうるさい。結局3時間半くらいしか寝られなかったと思う。5時くらいに起きたが、船酔い気味。朝食をとり、下船。予約してたレンタカーに乗り、会場へ。チャリを組み立て、少しだけ試走。やはり札幌の数段暖かく、植物の雰囲気とか少し南方っぽさがあっていい感じだった。天気だけ悪い。アップはできず、本番へ

 

<第一ヒート>

スタート後すぐのちょっとした下り坂のあとにきつめのカーブがあるため、そこだけ気を付けるようにしていた。出場者には高校生やオープン参加も多かったので、自分と同じクラス3の選手をしっかり頭に入れた状態でスタート。それほどペースは上がらないがクラス2の人と一部の高校生、オープン参加の人は前に飛んで行った。クラス3の6人ほどで集団が出来る。その中で前回のおんたけで最も順位の良かった東大の選手がやはり強く、前をひく。7分ほどついていったところで東大がペースアップ。明星大の選手がついていくが僕は追いつけない。弱すぎ。その後は少しばらけ、もう一人の明星大、僕、学習院大の順で追いついたり追い抜かしたりまた追いつかれたりしながらそれぞれ5秒差くらいでゴール。第一ヒート終了時で4位。

21分52秒 298w

ここからの下山が極寒地獄で、下ってからの数十分は車で暖房つけてアンパン食ったりして暖をとった。

 

<第二ヒート>

第一ヒートの下りから前輪のブレーキ部分がおかしく、第二ヒート始まる頃にはずっとブレーキディスクとパッドが干渉して音鳴りする状態。スタート直後に明星大学の二人が飛び出し、クラス2の京大が集団の前をひいて吸収。明星大の二人、東大がなおも飛ばすが明らかにクラス3のペースではなかったので、いずれ垂れて落ちてくるだろうと考え、無理に追うのをやめた。このあたりはおんたけの反省を生かしたものだが、結果的にはあまりよい判断ではなかった。その後、日大の選手とオープン参加の強いお兄さんの二人の列に入れてもらい、3人で少し走ったら学習院大の選手が後ろから合流。この集団の中で僕が勝負すべきは第一ヒートで5秒差だった学習院。他はあまり関係ない。その後も粘り続け、最終盤へ。学習院がペースを上げ、ギリギリでついていく。最後の最後が激坂なので学習院が少しだけ垂れ、あとちょっとで追いつく、というところでゴール。いつもの激弱メンタルでは引き離されていたが、なんとかついていけた。そのおかげで合計タイムで学習院大にわずか1秒差の勝利。よかった。が、やはり表彰台には遠かった。

22分22秒 294w

 

勝てる気がしねぇ。正直、パワーとレシオ勝負のヒルクライムじゃ勝ち目ないんじゃないか?と思っちゃいます。しかし、今回の二回のレースで本州の学生の雰囲気を感じるとともに、全く勝負にならない、ということはないことが分かって少し安心した。冬しっかりトレーニングして、春先も距離乗ればもっと勝負になるんじゃなかろうか。俺はまだまだ強くなれる、気がする。

ということで、冬もやっぱり頑張ります。去年よりも分かったことが増え、トレーニングしやすくなってると思うので、色々考えながらしっかり鍛えます。某Y先輩に「部で一番イキってる伊藤がS3でクラス3は笑えん」とお𠮟りを受けたので、結果が出せるように精一杯やっていきます。

再来週には今年ラストレース、群馬でのクリテリウムが待っています。ところで、僕のエヴォの異音はブレーキパッドが消耗で擦り減り、無くなったことが原因らしく、部品の取り寄せに時間がかかるので、もしかしたら部車で出走するかもしれません。落車にだけは気を付けて頑張ります!