北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

久しぶりの投稿となります。

エンガルが終わってから、平日は15分走、インターバル走を中心に練習してきました。休日は、天候に恵まれないのに加え、レースが続き、なかなかチームで練習する機会がありませんでした。

その状況下で、一昨日、ニセコクラシックに参加しました。感想としては、順位的にも内容的にも良くないものだと思っています。以下、詳しくレース状況を振り返ってみようと思います。

全長140km、獲得標高2400mという山岳コース。序盤から、容赦なく登りでも下りでもハイペースが続き、集団はどんどん小さくなっていく。脚を温存するため、下りや登りでポジションを上げ、カーブ後のダッシュには付いていかず、イーブンペースでこなして、ポジションを下げるの繰り返しだった。が、パノラマラインまでは、ほとんど脚を使わずに済み、先頭集団に残ることができた。しかし、本格的に登りが始まると、思ったよりハイペースで、残り100km近く残っていることを考えると、先頭集団についていくのを躊躇ってしまった。結果的に、千切れたグルペットでいくことにした。これが運命の分かれ道だった。kom地点で、先頭(?)と2分差。5人ほどのグルペットには体格が大きい外人が2人いた。下りや平地でガンガン牽いて先頭集団に追い付けるだろうと他力本願だったが、先頭とは益々タイム差が開き、下りきったところで、後ろから来た集団に呑まれてしまった(外人達が遅いわけではない)。現実はそう甘くなかった。2個目の登り前までは20~30人くらいの集団でいき、たまに牽いたり、中切れを埋めたりと、わずかに貢献した(つもり)。この間、特にアクションはなかった。2個目の登りで、人数を絞りたかったので、前に出てペースアップを図るも、上手くいかず。登りきったところで、少し人数が減ったかなという感じ。次の下りで、外人選手とrindaの人がペースを上げ、自分も便乗した。下りきったところで後ろを振り返ると10人くらいに減っていた。間もなくして、登りが始まった。前に出てペースアップを図ったら、5~6人に絞れた。まだ自分は脚に余裕があったが、他の人はなかなかペースが上がらない。このまま一人で行って、脚を使いきってゴールするか、一緒にゴール前まで行くか迷ったが、木村さんのアドバイスに従って、一緒にいくことにした。グルペットでは、脚を残してゴールしたくなかったので、長めに牽いた(つもり)。このままゴールの300m前までたどり着き、最後の登りでスプリントを開始した。このままグルペットのトップでゴールできるかなと思ったが、やはりスプリントが弱すぎるので、刺されて二番手。終わってみると、あっという間だった。

エンガルとは逆に、脚を余してしまい、消極的な走りをしてしまった。スタミナが付いたのかな…

ツールの本選でも同じコースを走るので、意識していたが、これよりはるかに厳しいレースになるのは間違いない。あと、一月半しかないが、やれることはやって精一杯努力しよう。

p.s  レース中はガスってたり、断続的に土砂降りに逢ったりと、散々な目にあったが、何だかんだ言ってスリル感溢れる楽しい(?)レースだった(気がする…)。