北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

今日、部員5人でニセコクラシックに参加してまいりました。樋口くん(3年目)が上位に食い込み、大健闘をみせました。以下、自身のレースレポートとなります。

「レース前日」

頭痛、咳・痰がひどく風邪気味であった。会場に着いて試走し、Riders Meetingに参加した。宿に着いてからは、食欲もあまりなく無理やり詰め込んだ。風邪薬を飲んで、11:00就寝。

「レース当日」

4:00起床。眠かった。それと同時に、膝に違和感が。昨日の風邪の症状は治ったが、相変わらず食欲がなかった。前日夜と同様に詰め込んだ。宿から会場まで自走で行ったが、すでに膝に痛みが。意外とスタートまで時間がなくサインを済ませ、自転車の場所を確保した。スタート位置はかなり後ろの方だった。

「レース中」

スタートし、パレード区間中にほぼ最前列に上がることができた。なんだか上半身に力が入らないような感じがした。一番最初の登りから早く、ついていけたもの、トルク軽めケイデンス高めであったにも関わらず、膝が痛んだ。だが、心拍は落ち着いていた方だった。序盤のキツい下り坂ではコースアウトしていく選手がちらほら。ここでほぼ、先頭に辿り着くことができた。アップダウン区間では、登りがキツく、脚にどんどん乳酸が蓄積していった。何だかんだで、新見峠の登り口まで、先頭集団に残ることができたが、結構絞られたようだ。このまま先頭集団で峠をこなせたら良かったが、登り初め早々に膝の痛みが悪化し、さらに動悸が激しくなり熱中症気味に。積極的に水分補給をしたが、すぐには改善されず。心拍数が途端に跳ね上がり、全然力が入らず、どんどん後から来た選手に抜かれた。KOM辺りで降りようかと思ったが、調度良いタイミングで選手が来たので、乗っかる形で下りをこなし、さらに後続の15人くらいのグルペットと合流して平地区間に入った。相変わらず、脚に乳酸が溜まって力が入らず、回すだけでも膝に鋭い痛みが走った。海に出て折り返すところで、痛みに耐えきれず千切れてしまった。そこからは一人旅。極力、ペダルを回さないようにし、流しながら膝のマッサージをした。その間に、いくつかのグルペットに抜かされるが、気にせず完走を目指して走った。運良く、新見峠の登り返しの中盤で、膝の痛みが改善され、さらに2RUNの摂取で、かなり回復した。そこからは、淡々と4倍くらいで登りをこなし、ゴールまでの距離を減らしていった。しかし、補給やボトルをほぼ全て消費し、ハンガーノックになりかけであったためか、ラスト10kからペースダウン。ちょっとした登りでも、すぐ脚に乳酸が溜まった。膝も痛みだすが、ここまで来たらゴールするしかない。気合いで踏んで、ゴールした。ゴール後は、膝が曲がらないほど痛かった。まさか完走できるとは思わなかったのが本音である。

「その他」

6月初めに膝を痛めてから、休養のため一度もロング練することなく迎えたニセコクラシック。良い結果は望めないだろうとは思っていたが、予想通りであった。膝の痛みが発症して1ヶ月経つが、一向に完治する気配はない。完治したとしても、そこからトレーニングを積まなければならず、パフォーマンスを元に戻すのには相当の時間がかかる。やはり完治が優先なので、これからも膝の痛みを改善する方法を色々探っていきたい。