北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

全日本学生選手権TTT2018




早く上げねばと思いつつ時間を取れずまとめるのに時間がかかってしまいました。レースについてはすぐ書いたのですが、他は書き出してまとめたので、内容が被っているかもしれません。





17/23
1:27.29 ave43.34km/h





今回は自分と亜門が3回目で宮崎さんと山本が初挑戦という4人組でのtttであった。





tttの反省





練習:ttt練を始めたのが4月初めくらい?で本格的には5月から。60km通し練習は3141
今回は各々の脚力がだいたい分かりローテーションも車間も割とうまくいっていた気がするので、技術練は十分だった。引く時間もだいたい決まっていた。1時間走はあまりやらなかったが、本番のスピードやきつさを考えるとやはり重要な練習なのでもっとやるべきだった。練習のベストが北生振60km39.5km/hくらい、本番ではそこから34km/h上がることが分かった。


個人的には、今年は春合宿の乗り込みがなく、大学のいろいろな準備でまとまった時間乗る時間も作れない状況だった。vo2maxくらいのインターバルはなんとか出来たのがまだマシだった。振り返ると、1時間くらいしかまともに漕ぎ続けられないような奴は本来選ばれるべきでないと思った。





準備:去年は一昨年買ったタイヤを使いあまり買い足さなかったが、今年はディスク用のtu2本足した。ttt後も決輪で使うので、安く手に入れられるよう早めに(年初くらいから見据えて?)準備すべきだと思う。他大の状況をいろいろ見ても、ディスクが当たり前のように56枚あるのは恵まれていると思うので、そこは今後も徹底したい。ヘルメットに関しては、今回宮崎さんのエアロヘッド以外はロードのエアロ系のヘルメットで挑んだ。過去2回より明らかに快適だった気がするが、空力にどれだけ影響があったかは分からない。暑さや重さでしんどくなるより良かったと思う。





前日の動き:今年も基本的に去年同様の動きで、さらに片桐さんがサポートで来てくださったこともあり、移動の疲労や荷解きはスムーズにいき、前日に軽く汗も流せる余裕まであった。もう少し持っていく荷物を管理すべきだったかも、反省です。虫除けスプレーは必要。


夜はいつものイオンでご飯を買って食べてサクッとミーティングして早めに寝た。





当日:天気は晴れ、風は去年よりかなり弱く、草木があまり動いていなかった。そして相変わらず暑い。ホテル出発から会場での荷下ろし、準備まで滞りなくいく。検車も早めに並べたため、終わってすぐ流れで試走にいく。往復10分ほど本番のスピードを確認して引き上げた。試走の感じ、行き48帰り434とかオーダー出した気がする。厳しいとは思ったが、メンバー的にツッコミ気味でいけるところまで行く方がいい気がした。1時間以上アップの時間があった。去年は無負荷の3本で全然アップにならず失敗したが、今年は4台同時にしっかりアップできる状況を作った。序盤に耐えるためしっかり心拍を上げておく。片桐さんにアップオイルも塗って頂く。





レース:けつ持ちは片桐さんだった。


1周目往路
最初は宮崎さんがペースを作ってくれた。目標が高かったのかやはり後ろでもきついが、序盤なので耐えられる強度だった。前に出ると頑張って踏むも少しペースが落ちてしまう。落ち過ぎる前に変わってまた引き上げてもらう。宮崎さんと山本でだいぶ長い間引いて貰えるので、ペース変化や先頭交代のインターバルも少なくキツくなっても回復できた。


1周目復路は少し向かい風になり後ろは楽になる。先頭に出るとペースを維持するのが結構キツイ。予定より短めで先頭を変わってしまったが、相変わらず宮崎さんがペースを戻す。後ろでも休めてなそうな山本も速度を維持して繋ぐ。たまに亜門にもローテに入ってもらった。補給所では、自分は取るのが確定だったのでターンで前に出て真っ先にボトルをもらう。小さいサイズのttバイクにフロントには軽いzippを履いていたので、ボトルを取った時ハンドルがめっちゃブルブルしてコケかけた。実はとても危なかった。


2周目往路は1周目より若干遅いが相変わらず宮崎さんがいいペースで引く。自分はだいぶ足裏がヒクヒクしだしていたが、宮崎さんに残ってと言われなんとかついて行く。2の復路の途中まで行くつもりではあったが、改めて確認されて頑張れた。自分が死にかける頃に亜門もローテに入り始めかなり助けられる。自分がどんな強度でも1時間で死ぬなら、亜門に後半まで足を残してもらうという作戦は良かったかもしれない。


2周目復路、ターボと言いつつターン後の速度を乗せるところまで12分程度しか踏めず、先頭交代後頑張ってもがくもトレインに戻れなかったのでそこで終了した。ダンシング中ブルブル痙攣して茂みに突っ込んでしまう。





暑い上に脚がカチコチなので止まって待たずに軽く回して123km帰った。





感じたこと:本番の装備の方が空気抵抗がずっと小さく、2人目以降の空気抵抗は練習の時より大きくなる。やはり練習で一回本番装備で走っておきたいが、いろいろ難しいかな。また、本番の方がキツイからか車間は近くなり、先頭交代もより洗練されていた気がする。


今回は宮崎さんが練習以上に頑張ってくれて、文字通り皆が必死に耐える走りになったおかげでこのタイムが出せた。自分たちをこのレベルまで引き上げてくれたことに感謝しかない。最高でした。


自分がちぎれる前提で亜門が後半に頑張るという作戦も、タイムを残す上で重要だった。また宮崎さんの後ろで63km耐え切れるのが山本しかいなかった。みんな脚がバラバラだったが、作戦でなんだかんだうまくやれていたのかなと思う。


自分は練習より早く3/4越えたところで切れ、引きも弱くタイムにはあまり貢献できなかったかもしれない。それでも、自分が引いている間は少しでも後ろで皆が休める、ということには変わりない。今後のtttもいろいろ考えて最大限のチカラを出し切ってほしい。





前日の移動から帰りまでずっと運転をしていただき、前日の動きやレース準備まであらゆるサポートをしていただいた聖人片桐さん、本当にありがとうございました。ave1km/hくらいは片桐さんのおかげといっても過言ではありません。


また、当日ローラーと補給を持って駆けつけてくださいました村木さん、荒井さん、ありがとうございました。補給員がいなかったら大変なことになっていましたし、ローラーなども選手の負担が減りレースに集中できるようになります。


今後ともよろしくお願いします!