北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

2019 道新杯サイクルロードレース

こんにちは、M1になりました。樋口です。研究とチャリの両立頑張ってます。

5/12に長沼で開催されました道新杯サイクルロードレースに参加してきました。
北大からはS2クラスに3名、S3クラスに3名出場しました。エリートライダーは遠征中でいないものの、他クラスに人数を多数そろえている北大としては絶対に負けられない状況でした。

 

レース前の練習
平日は実走できないのでパワマと筋トレ1時間程度を週2回ほど
加えて土日のどちらかで部練(実走)をしていた。
意外と疲労が抜けていい感じだったかも。

 

レース前のコンディション
飯山こそ惨敗したもののそれ以降はじわじわ調子を取り戻しつつあったので、調子を落とさないことを意識していた。
研究室で新たなタスクを振られると生活が死ぬので、振られないよう隠れて過ごす日々。

マイフェイバリットトレーニングはというと…
30-30 4.6kp 60kg
ap 489.5w

レース前の作戦としては
飯塚が逃げのチェック、鈴木と樋口がスプリントを狙っていくというもの。とはいえ、誰でも勝負できそうな決定力はあるので、臨機応変に。という感じでまとめた。

レース直前
アップ中は何となくかからない感じな上に腹痛が発生…
実走でのアップもしとこうと、外で軽くスプリント。3秒平均932w。アレ?調子いい?と思いつつスタートラインに並んだ。

 

レース

1.6km×16周
4周ごとにポイント周回(全4回)

結果 優勝

序盤はクリテのスピード感に慣れず、なおかつあまりかからない感じで集団後方へ。
ホームストレートの追い風を利用して前に上がり、アシストっぽい動きをしては埋もれて後方へ行くようなことを繰り返していた。
ほとんどがFTP以下の動きだったので、これが後半に生きてきたのかもしれない。

最初のポイント周回では鈴木が自然にできたギャップを利用して逃げ、残りのメンバーが集団を抑える形に。
見事鈴木が先着し、5ポイントゲット。
しかし、数周後鈴木に話しかけると足を使いすぎたとのことで、二回目のポイント周回も本調子ではない様子。やばい。
残る二人で勝つための動きをしないと…と焦っていた。こういう時こそコミュニケーションとるべきだった。

さて、三回目のポイント周回前に飯塚がアタックし数人で飛び出す。そのままポイントをとりそうないい勢いだったので、ブリッジをかけようと決意。
ポイント後のブリッジは決まりやすいということを以前の道新杯で身にしみてわかっていたので、躊躇なくいった。(2017年道新杯エリート、RINDAさん見事でした。)
ホームストレートで後ろから上がってくるトレインにアタックしてくらいつき、さらに踏み倒す。トレインはついてこれなかったようで単独になったが、淡々と踏んで飯塚グループにジョイン。
飯塚に「ポイント獲ったか?!」と聞くと「とりました!」との返事が。よしならば、と、この逃げを成功させ飯塚に最終スプリントを勝ってもらうつもりでまずは一周牽き切ってギャップをつくる。
と、一周弱引いたところで問題発生。飯塚がいない。気づいた時にはすでに遅く、先頭集団のペースを乱したりしたものの追いついてくる様子はない。一方で、集団ともギャップがあいておりなかなか追いついてくる様子がなく、逃げ切りの可能性が濃厚になってきたのでY下君やN谷君にポイントを取らせまいとスプリントに備える。最終周、Y下君が元気に引くので便乗させてもらい二番手でホームストレートに入る。
イン側から先行することだけ決め、足を踏み込んだ。

最終周回 一位通過10pt
Max 1118 w
5s 987 w

ワンチャン勝てるかもとは思っていたものの、ポイント計算ができてなく確証がなかったので手は上げず。

 

結局あとでリザルトを見ると優勝していた。
ポイントの取り方からすると最後だけ頑張った結果のように見えてしまいがちだが、最終周以前に鈴木や飯塚がポイントを相手に取らせなかったことで得られた勝ちだと思っている。後から聞くと、逃げたときにも集団を抑えてくれていたらしい。本当にありがとう。

 

北大として勝利できたので満足ですが、一方で失敗した動きもたくさんあった。1つ言えるのは、練習でやってない動きが本番でできるわけがない、ということ。自チームのために牽く練習やリードアウトの動きなどをもっとすべきだった。要反省。

(そのためにはもっと前に作戦を決めて、練習すべきですね。)

 


残りのシーズンも頑張りたいと思います。