北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

サロベツレースレポート knbr

@神原

この度北海道豊富町で開催されました、サロベツ100マイルロードレースに参加してきました。今回は部内で唯一ツールド北海道の選考資格を持つ長澤先輩を勝たせることを目標に、自分はそのアシストとして走ってきました。また個人の目標として10位以内に入り全日本選手権の参加資格を獲得する、というのがありました。

以下前日からレースレポートです。

 

6/20

移動日。ハイエース5時間移動は疲れる。車中でずっとフルグラボリボリ食べてたがフルグラってそんなカーボローディングに向いてなくね、って気付いた。

試走して温泉入ってキャンプ場へ。そういえば試走終わった時パイセン興奮してた。牛の㊙️を見たそうな。

夜パスタいっぱい食べて幸せ。自分ってパスタかなり好きな方なんだなあって思ったり。

夜は10:00くらいに就寝。多分いびきかいてたけどまあパイセンもいびきかいてたし相殺?ですよね?

 

6/21

4:35起床。朝の目覚めは6時間以上寝たのもあり去年程は悪くない。良いとも言えんけども。朝ご飯はパンと和菓子。しめて1200kcalくらいかな?

もっと食べときたかったけどいかんせん前日のパスタが消化されずに残ってて食えないなあ。

途中セコマよってレッドブルを購入し会場入り。ちなみにレッドブル購入は失敗でした。

会場着いてから準備して兎に角トイレ。緊張してたのが腹に来たのか、トイレが止まらん。しかしメッチャ並んどる。スタート前に行ったトイレは激混み。やっとトイレ入れたと思ったらトイレットペーパーがなくて用を足せず。

サロベツここだけホントなんとかしてほしい。

取り敢えず時間なかったので便意は途中で収まるやろっつってスタートラインへ。まあ結局収まらなかったんですけどね。直前に飲んだレッドブルの炭酸と相まってレース途中までお腹痛くて本当に後悔。来年はトイレットペーパー持っていこう。

スタートしてからは暫くペース上がらずにいく。最初の1、2周くらいはクセでちょいちょい遊んだりしたが山本パイセンにも長澤パイセンにも話し掛けられる度に何度も脚貯めとけって言われたので、あ、これガチなやつじゃんって思って大人しく集団内へ。

集団牽引とアタック追跡は山本パイセンがしてくれたのでありがたかった。3周目くらいまでは全てを山本さんに任せ集団の様子も見ずにサイクリング。腹に全てを集中させてた。逃げあったなんて知らんかった。

4周目あたりかな?に北海道上位層が人数絞りたいと話し始める。おっと始まるか?と思ったら小橋さんと牧野さんが2分くらいの坂ですかさずアタック。北大も乗る流れだったので前回しながら着いてく。2分くらいの坂で500wくらいで突っ込んでどんどん上げていく。

さすがに登りでかなり絞れたが、下った後の平坦で集団が縦に延び追い付きにかかってきた。逃げは平坦で先頭交代が上手くいかずペースが落ち、どうやら周りもガチ逃げしたい人は少なかったようで結局は集団に吸収。

集団は10人くらい減り、小橋さんなどがちょいちょいアタックかけながらも落ち着いた様子。アタックに乗りたかったがここら辺から長澤パイセンに、もしかしたらエース交代かもという話をされたので(自分も微妙だったのでこの話は流れたが)取り敢えず脚を貯めることに努めた。あ、この頃には腹痛治ってました。

そのままペースで行き、最終周入らないかくらいでイナーメの人を含む逃げができた。集団はNSRの方々主導で捕まえにいく(ツキ位置すいません)様子だったので先頭そこまで牽かずに様子見。そしたら長澤パイセンが前牽き始めたので、あーやっぱ牽かなきゃダメですよね~と思いつつローテーションに参加。NSRの人からしたら割りと腹立つ奴だったかもしんない笑

逃げが捕まってすぐに短い坂に入る。予想通り牧野さんが強烈なアタック。いい加減集団に飽き飽きしてたのですかさず乗る。ここで乗ったのは自分含めて4人くらい。しかしやはり坂が短か過ぎたのか、下りで結局追い付かれる。下りで長澤パイセンが追い付き様に前へ飛び出すが、牧野さん含め集団はお見合い。まあすぐ戻って来るだろって感じだったのだろう。

だが2分くらいの坂に入っても長澤さんは戻って来ない。あ、これ狙ってるやつじゃん、と思い長澤さんにブリッジ。正直直前の牧野さんアタックで脚がやられてたが、集団から逃げ切りを信じて渾身の踏み。自分以外集団から誰も出なかったことに少し驚いたが北大だけの逃げができるという夢のような展開なので乗らないわけがない。

とか言ってるけど脚めっちゃ辛い。キツすぎて自分がアシストという立場も忘れて長澤さんと普通に回しながら逃げる(すいません)

平坦アップダウン区間が向風基調なのが本当に手痛い。。。

踏んでるのに集団との差はどんどん縮まってく。

アップダウン半ばで遂に長澤さんが集団に戻る。ここで一瞬かなり迷った。

正直こっからいくら踏んでも勝ちはないだろう。良くて5位くらい。

でも集団に戻って回復するか?牧野さんや平田さん、小橋さんや奥山さんetc...にカウンターされたら?そこで終わる。

どうしよう。思考停止。ここで自分の思考停止時の対処法。とりま追い込んでみる。

ヨシ、逃げ続行。

そっから下りで追い付かれそうになり登りで突き放し、を繰り返して集団と距離を保つ。バイクの方からも熱い応援を受ける。うおおおおお。

だがここまでだった。最後の長めの下りで視界を平田さんがクラウチングスタイルで横切っていく。そこから付いていこうとするが追い付かず、ラスト400mで集団に吸収される。

この距離で吸収されてスプリントなどできるはずもなく、最後の坂をなんとか登り切りゴールイン。

ゴール後チームメートや審判の方、北大フレンズの方々や青木さんなど、色んな人に声を掛けて頂いた。惜しかったね、そう言われる度にグサッときた。一位の平田さんとは何か大きな差があった。北大の名を響かせるという目標達成にはまだ色々なものが圧倒的に足りない。現実味を帯びてやってきた。 

 

結果 

エリート13位

地域別チーム優勝


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今回のレースは全てのレースの中で一番楽しかった。エリートで、周りに強い人がウジャウジャいる中でレースに関われるなんて思いもしなかった。

そしてまた自分のレース観が大きく変わったレースでもあった(小橋さんのレースレポートを読んで尚更)

脚があるものが勝つのではなく、勝つ者が勝つ。その意味をそこはかとなく理解できた気がする。例え集団でひたすらぬくぬくしていても、集団に敢えて残るために逃げを消極的に潰しまくっても、結果を残した人が選ばれる。これが競技の世界。(まあ自分はアホだし性に合わないので多分一生そんな走りしませんが)

 

 

ただ結果は残せなかったが満足だなんて言った暁には多方面から潰されそうなのでそんなことは言いませんし言えません。

サポートの方々、スポンサーの方々、OB・OGの方々が応援してくださる以上、そして競技をやっている以上、今回の、10位以内に北大が一人もいない、そんな不甲斐ない結果を重く受け止めます。

 

まだまだ強くなれる。自分がそう思えるのでもう3回り位は余裕で成長できそうです。歩みを止めず、走りを止めずにやっていきます。応援宜しくお願いいたします。

 

 

まずはレース中温存させてくれた山本先輩、ありがとうございました。

長澤先輩、アシストらしい仕事をほぼせず申し訳ありません。次機会あれば頑張ります。

大宮、おめでとう。最近大宮強ひ。チャリ部の黄金時代をとっとと築き上げましょう(to 同期全員)。

札医のマネージャーの方、ありがとうございました。本当に助かりました。

今回も応援していただいたスポンサーの皆様、OB・OGの皆様、ありがとうございました。最近結果出せていないですが、もう少しだけお待ちください。必ずや。

そして最後になりましたが、今回サポートに来てくださった吉田先輩、本当にありがとうございました。TTTにしろ本当に先輩にはお世話になっています。ありがとうございます。

 


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O宮の昇格って俺らのおかげ??なワンショット