北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

サロベツレースレポート

どうも鈴木です。7月21日(日)に開催されたサロベツ100マイルロードに出場してきたのでそのレースレポートです。

えらい長くなってしまいましたがご了承ください。

 

結果:S-2 3位

 

まずはレースレポートの前に、前回のレース藻岩ヒルクライムからの1ヶ月ちょいについて。

週末は必ずロング練に行っていた。平日は朝練はなんだかんだで出来ていなかったが筋トレと体幹は欠かさずやっていた。そのおかげか上半身の使い方がうまくなったりやスタビリティが上がった気がする。

ロング練ではとくにサロベツを意識した練習などはしていなかったが、コースはアップダウンが多いところを選ぶようにしていた。合宿時ほどではないがそこそこの距離耐性はついていたと思う。

道新杯の反省を生かし、今回は同じカテゴリーで走る大宮と飯塚とレースの2週間前ほどからどう走るか話し合い、スプリントになった際のリードアウトの練習などチームとして勝つために出来ることをやったつもり。

こんな感じでレースまでを過ごしていました。以下がレースレポートになりますが、例によって前日からです。

 

7月20日(土)

朝は8時集合だったので比較的余裕を持って睡眠できた。遅刻などがあったものの大きく遅れることはなく出発。道中買い物などしつつ15時すぎに会場に到着(車中での遅刻マンに対する風当たりはたいそう強かった。)。

着いてからは試走。最後にメンバーで明日の確認をした。試走のあとは温泉に入り、いつもどおり兜沼オートキャンプ場へ。荷物を降ろしたのち、みんなでパスタパーティ。今年はバーベキューはやらなかったが正解だった。

片付けののち身支度を済ませ、22時過ぎに横になる。寝袋が暑かったり、寝袋がペラペラで腰が痛かったり、寝息といびきがうるさかったりで横になってから1時間半くらい寝られなかった(これもサロベツあるあるですね。)。いびきやら暑さが落ち着いたところで眠りに着いた。

 

7月21日(日)

朝4時半起床。いちおう寝たが疲れは取れず、寝起きなのに疲れているという不思議な状態で朝を迎える。顔を洗い、パンを詰め込み、歯を磨き、トイレに行って会場へ出発。途中セコマに寄って会場到着。着替えたり受付して開会式に出て、コースでちょろっとアップ。今まで出たレースで初めて車重図られてびっくり。7.24kgで意外と軽かった。

補給やボトルを積んでスタートラインに並ぶ。そんなこんなでスタート。

今回北大チームとしてはどんな展開でも大宮で狙うことにした。スプリントになれば自分と飯塚はアシストのつもりだった。自分の役目は危険な逃げのチェックや位置取りなど。ただ今年は相当な大人数かつ足の揃ったメンバーでないと逃げ切れないことがわかっていたのでほとんどはノーチェックだった。

1、2周目は特になにもなく先頭付近ではちょいちょいアタックはかかるものの詰める前に捕まる感じ。

3周目でsmkwと何人かがあタックして逃げた。タイム差も結構付いていたが、流石に逃げ切るのは無理だろうと思い、特に追わなかった。本当は飯塚でホットスポット狙いのつもりだったが話し合った結果3周目終了までに脚を使って逃げを潰すよりは、ゴールに全てかけた方がいいとなり追わなかった。

4周目の半分くらい行ったところで逃げが吸収された。4周目くらいからなるべく前の方で登りとアップダウンは警戒した。ちょいちょいペースアップはあるが逃げにまでは至らず。

そのまま5周目に突入。最後の登り前で飯塚がキツそうだったので声をかける。大宮は余裕そうだった。自分は6〜7割キツイってところだった。

最後の登りの登り終わりの方で大宮がペースを上げる。限界近かったが付いていく。飯塚も着いてくる。集団を割るには至らない。その後の追い風の平地でもちょっとあがるので集団を割ろうと先頭で55km/h前後で牽くがローテが回らず無駄足になる。ただ人数は割と減っていたと思う。

アップダウンの入りのコーナーを前の方で抜けると登り始めでペースが上がる。ここがかなりキツく一瞬千切れる。心が折れそうだったが、まだアシストしなければと思い気持ちで踏み直しなんとか追いつく。そのあとも何回か千切れかけるが死ぬ気で追いつく。気づけば10人くらいの小集団になっていた。

その後残り3キロ地点で大宮がアタック。着いてく足はなかったのと、集団がお見合いしたのでチャンスだと思い逃げきりを応援する。ひたすら足を回復させることに努めて後ろでチラチラしてると飯塚が先頭をひき始めたのでやめさせた。余裕が無くて怒鳴ってしまった。ごめん。

最後の直角コーナーで先頭がこけて焦ったがなんとか回避。だいぶ足が回復してきたので、申し訳ないと思いつつ先頭付近でローテの邪魔をする。

大宮がいい感じで逃げ続け、集団がスプリントの様相を醸し出し始めたのでそこからは位置取り。kmrさんやfjtさんの番手を確保。早駆けだけはしないようにした。200メートル前くらいでかけはじめる人のスリップに入り、先頭でkmrさんが飛び出していったので、200すぎくらいから全開でもがく。かなり限界までもがいたがホイール一個分くらい届かず3位で終わった。

 

総評

・まずは大宮おめでとう🎊アタックのタイミングもキレも逃げてからも完璧だったと思う。仮にスプリントになっていても勝ってたと思うし、あの日は大宮の日だったね笑笑

・今年は去年と違ってアタックが頻発したり爆上げがなかったので比較的余裕を持って走れた。それと経験があったのもあり、上手く走れていたとも思う。

・アップダウン区間で千切れなくてほんとによかった。諦めかけたが奮い立たせて気持ちだけで走っていたと思う。走り方とかパワーとかも大事だけど、こういう限界付近でのメンタルの持ちようも非常に大切だと改めて思った。

・最後のスプリントで負けたのは悔やんでも悔やみきれない。へなちょことは言えスプリンターとしての矜持はあるし、いくらアシストで多少脚を使っていたとはいえ絶対に負けたくない、負けてはならない場面だったと思う。優勝出来なかったことよりも、3位に甘んじてしまったことの方が悔しい。北大チームとして最高の結果が欲しかった。次は絶対に負けない。

・道新杯に引き続き北大チームとしてうまく動けていたのではあるまいか。レース中も割と会話してお互いの状況を確認しつつ走れていたと思うし。最終局面まで人数を残してカードを多く持てていたことはとても良かったと思う。

 

大変長くなりましたが以上がレースレポートです。

今年のサロベツは自分にとって大きなレースだったので、気合いを入れて臨みました。チームとしては中々の成功を収めたと思いますし、自分も千切れかけていた状態を考えればそこそこの結果だったと思います。

ただ改善点はまだまだあるので、それを次のツール市民までにブラッシュアップ出来るよう練習します。

 

最後になりますが、応援・支援してくれるスポンサー・OB・OGの皆様いつもありがとうございます。これからもより良い結果をお届け出来るよう部員一同練習に励みます。

 

それからサポートに来てくれた吉田くんもありがとう!(多分この練習日記読んでないと思うけど笑笑)

今回君が来てくれたおかげで普段よりもだいぶレースに集中できました。炎天下の中補給に運転にと忙しいなかほんとに頭が上がらないです。

10月までの残りの3ヶ月がんばっていきましょ💪