北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

合宿 後編(練習日記2019.8.17~20)

サクマです。

合宿の後半戦の記事です。

 

8月17日
おふ。午前中は長澤さんにペダリングのフォームを見てもらう。

①上半身について
ハンドルは軽く握る。上腕三頭筋で体を支えるイメージで。基本ハンドルに体重を乗せないが、低姿勢をとるときは体重を乗せても良い。先頭を引くときはもっと低姿勢になる。また、首の位置を少し下にしたほうが良い。首が疲れるかもしれないが、慣れれば大丈夫。
僕の場合は、腹筋が背筋と比べて弱いので、乗っているときは、腹筋が引き締まっていることを常に確認するとよい。いずれ無意識にできるようになりたい。

ペダリングについて
時計で例えると、1~2時から4時の位置で下に踏み、5時から6時の位置で足を下に駆るイメージ、11時から13時の位置で前のほうに足を持っていくイメージ。円を意識したペダリングが重要で、「前踏み」ではなく、ハムストリングスや殿筋を使って足を回せるとよい。また、かかとを少し上げてペダリングすると使う筋肉が変わる。シッティングの位置とともに調整してみる。
ケイデンスを高くした際、腰がサドルを離れて「浮いて」しまうことがある。これは踏み足引き足の力のバランスが取れていないからである。速く回すときは、前述のペダリングの意識よりは、円を描いてくるくる回す意識のほうが良い。

…と、習ったことをまとめてみました。(間違い、ご指摘等あれば宜しくお願いします。)この日、サドルの調整もしてもらいました。今までのポジションは高すぎたようです。これで腰の痛みも変化するだろうか。
長澤さんのcerveloにも乗ってみましたが、案外サドルは低かったです。ポジションは人によりけりですね。
勉強になりました。有難うございました。

この日の午後は、同期が体育館でスポーツをしている間に昼寝したり、「ダンベル何キロ持てる?」を見たりして、ゆっくり休息しました。

 

8月18日 155km

16kmコースを2時間半走った(約5周)後、平地で30-30を8本2セット(セット間約8分)。その後コースを2周。

今日は先日学んだペダリングを意識して走った。腰があまり痛くならなかった。5周目の登りで山本さんのバイクにはすり転倒。けがはなし。辛くても列の位置について走るよう心に刻む。

その後30-30。サイコンのトレーニング機能を使う。便利。(パイオニアのサイコン使ってます。譲ってくださった牧野さん、ありがとうございます。)

正直、パワメがないので、どの程度頑張れたのかわからないが、自分の出せる力を出す。一緒に走っていた長澤さんが遠くかなたに行ってしまう。速い。

殿筋が死ぬ。

その後のワークアウトでは、山本さんに「千切れたら怒る(笑)」と声を掛けられつつ、頑張って踏ん張るが、上り坂の後半で千切れる。脚がペースアップについていかない。ちぎれた時の出力はだいたい5倍くらいだとのこと。

下り坂で踏んで、先輩らに追いつく。山本さんが飛び出したのについていって、フィニッシュ。

大腿四頭筋が硬い。やはりまだ前踏みをしているか。少しずつやろう。

 

8月19日 155km

ツール1stステージの一部をを練習で使用。風強し。

12人も選手がいるのに平地で長引きしてしまう。反省反省。

山を登っては下り、しばらく平地を走るのを数回繰り返す。

下り気味の平地でも踏まなければならず、かなりつらい。おまけに登りで森としょっちゅう競争してかなり疲れた。

折り返しのコンビニ直前の登りで、前にいる森を抜かすべく僕がアタックした直後、森も仕返しのアタックをするという展開が数回あり、彼の負けず嫌いさが強くうかがえた。いいねえ。

結局森を追い越せず。

脚は死んだけれど、インターバルの練習にはなったのでは?

 

帰りにチェーン落ち(自業自得)があり、さらにボトルも落とし(これは状況的に仕方ない点もある)、集団から千切れる。

その後、後ろのYOくんと畑だらけの道を走る。ガンバレガンバレ。

追いついた後は集団で下って平地を走る。気分爽快。脚は限界。

車のトラブルの影響で全員自走帰宅確定。

心だけはウキウキの僕は、帰りもノリノリだった。

気の持ちようって大切だよなぁ。

この日は就寝時間が遅れる。いつもは 10時半には寝るのだが、この日は12時。疲れが取れるか、明日が心配になる。

 

8月20日 75km

十勝岳で練習。最初はアップとして一定ペースで登る。霧のかかる山へ...

とっても寒い!

下りで凍え死ぬかと思った。寒さを甘く見ず、上着の対策をするべし。

その後、十勝岳の10km超の登りを出力を徐々に上げて登る。果てしなく長い登りのように感じた。最初はついていけるが、後半になるほど辛い。

開始約8kmで千切れる。(前には森と水口。)以降、もがきまくる。けれど全然進まない。困った。大いに困った。ダンシングとかしてひたすら進むしかない。何とか水口は追い越すが、森は捉えられず。

もがける限り必死にもがいたのだが、後半脚が動かなくなる。登りは手稲とかでも大いに練習できるから、今度先輩に頼んで同じような練習をしようかと思う。

 

再び下り、20‐120のメニュー練。5本。水口と一緒にやる。毎度水口に突き放される。加速についていけない...。最後の2本はうまくもがけたと思うが、やっぱりインターバルを鍛えないとなあ。

 

その後、セブンで中華スープを飲んで体を温める。

「僕もっと走れますよ!」と調子乗った発言をしてしまったが、実は脚の疲労がかなり溜まっていた。さらに午後は強めの雨予報、明日の宿舎のチェックアウトの時刻が早い、といった状況だったので、みんなで帰った。

帰りはサイクリングペースでwowwow yeah yeah

 

お わ り

 

総走行時間 24時間18分

総走行距離 678.86km

総獲得標高 9126m

 

<最後に>

今回の合宿で、宿や車の予約、メニュー作成やサポート等をしてくださった先輩方、同期、また、合宿中、日々の生活をサポートして下さった大雪青年の家の皆様、本当にありがとうございました。

(合宿 外伝の記事を上げる予定)