北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

TDH2019 市民

お世話になっております。

2年の飯塚です。今のうちに熱と鮮明な記憶があるうちにレースレポートを書いておきます。

 

前日

大宮と調整練習。決輪とDHバーつけて。

手稲行くまでの道でいいところがあったので、そこで2.2km計測。

Ave.437w(校正無し)

2:59

segmentは取れなかった。

 

後は荷物の積み込みして、タイヤの修理して終わり。

まんぶー行って、カーボローディング。

意味があるかは定かではない。



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当日(ITT)

10時ごろついて、検車して試走する。カーブの前に下りがるのがネック。

くそくらえや。

とりあえず、特に注意する箇所はなく。色々無視して突っ込める。

 

スタート一時間前にアップ。

脚を軽くくるくるを10分。

200w 3min。

300w 1min。

400w 30sec(強度の確認程度)

また足を軽くくるくるを10min。

 

スタート10分前に整列する。

みんなほぼ並んでいる。焦ったけど、時計を見て安心。

靴紐をきつく縛って、ドリンクを口に含ませて準備。

アナウンスによると3:20秒台ならかなり良い模様。そこら辺を意識。

 

オーダー的にはトータルで450w(手元)。

最初はあまり突っ込まずに、コーナー後に突っ込む感じ。

しかし、応援にちやほやされたのか、最初から突っ込む。

カーブは確実に曲がる。あ、チキったやつ。

カーブの立ち上がりもがき奇声を上げる。痛い目で見られたのだろうか。

 

ここからはかなり踏む。

更に前乗りしてほぼ前桃で踏む。

30秒先の選手の背中がコーナー明け後、追い付ける距離で見える。

できればゴール400付近手前のパイロンゾーンでは道が狭くなってしまうからその前に抜きたい。しかしギリギリで追いつけず、パイロンゾーンに入ってしまう。

結局、声を出して左によけてもらい、パイロンゾーンの中で抜かす。

ここで速度減速による多分0.2秒ぐらいのロス。

しかし、相手側も急に左によることによってタイムロスしてしまったのに違いない。

申し訳ない。

 

最後もがいて終わり。

Ave.473w

3:18.56

手元のラップで測ったら、かなり大きい数字が出てびっくりしたけど、たぶん450付近かな。校正してないし。

とりあえず、暫定1位だったので

S2全員のタイムがアナウンスされるまで会場でウロチョロして1位だとわかってから帰る。

 

途中でサツイの藪さんとたまたま旅行中両親が応援してくれたのが、案外力になったのかもしれない。言霊ってやつすっかね。

また自分の前に走った選手は北大の講師で何やら長澤さんを教えたことがある模様。

 

しかし、このTTの場合は昇格があり得るのか。

ロードと一緒のセットで昇格とかいうハッピーセットではないのかと不安に思ったりもした。

まぁ、とりあえずまぁ優勝したことだしと思い、

気持ちをやすらかに。


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札医の薮下さんからしゃっすっ!

 

 

 

温泉行って、ご飯食べて終わり。

これ以上書くとキリがないのでとりあえず夜のことは書かない。

詳しくはハイライトで

 

 〈2日目ロード〉

自分の目標はS2内での表彰台。そこは曲げない。

そこまでイキらず、ある程度北見峠でとばしてS2の数を減らして、

逃げるか吸収されるか微妙だけど、とりあえずS2の数を減らしてゴールに突っ込む。

表彰台は確実に乗りたい。

そう我はポイント乞食

 

昨日のITTでトップ10だったので、先頭に並ぶことができた。


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がーすさん経由でNSR の方から

 

アクチュアルスタート後、すぐのまれる。学連ならオワコン。

何故かそこまでインターバルはかからず、40km地点までゆっくり集団内。

まぁ、直線だったから当たり前か。

 

本部の人によると3分の逃げで落ち着いている模様。

まだ先頭にはエリートのヤバイ人達と黄色ジャージ(チャリダー)が多数。

このメンツなら北見で上げて下りいい感じに踏めば3分は全然いけると確信する。

 

とりあえず、60km付近地点の補給を取ることに専念。

めっちゃ速度さげたのに、取ろうと思ったら、補給員の方が距離をあまり開けずに、固まってしまったため、取れるゾーンも小さく、俺が狙いを定めた人も1つ前の選手に取られ、終わり。まぁ、運営の厚意でやってくれることだし、文句言う立場ではないことは確かなので、俺の運とタイミングが悪かったことに尽きる。

 

北見峠入ってからは、明らかにペースが上がる。

出来るだけ集団で選手がいっぱいいる環境で下るのは怖いので、

できるだけ先頭で下れるように自分も位置を上げる。

そこまで長くないような気がしたので

5倍ちょっとで踏む。時には5倍中盤ぐらい。とりあえず、アウター。

一人で行くほど陽キャではないのでさりげなく大宮の横を通り、

大宮を誘導するようにして番手を上げてく。

心拍はそこまで高くない。調子がいいのかもしれない。

というか呼吸法でごまかしている。かなり奇妙な呼吸法やが。

OBさんの玄太さんにも何だそれと言われたぐらい。

 

中腹あたりで先頭に追い付く。先頭(逃げではない)に追い付いたら、既に目的果たしているので、そこまでペースを上げず。しかし、下りのことを考えると先頭もまだ人数結構いたので、少し強めで先頭に出てやっぱりペースを作る。何故かピナレロのおじさんに先頭引きなはれ、学生といわれ、張り切って前を引く。とりあえず大宮もいたので安心。上げすぎると1人旅になり、メリットが感じられないので10人程度にまとまったのでペースを一定にする(300w付近)。しかし、なんかピクピクして左脚のふくらはぎが鶴舞う形の群馬県。早速抜かされる。折角パック成功したのに、ここでお別れするのは嫌なので右足で痛いけど踏んで後ろにへばりつく。

アドレナリンが結構出てるのか、興奮してるからあまり痛くなかったのかも。

痛みが治まって下りが始まる。予想通り10人パックで下りに入る。良かった。

北見の下りは自分にとってはテクニカルなので攻めないこと。

 

思ってた以上にみんな下りうますぎる。とりあえずラインを真似て下る。

少し間が空くが、直線の下りで縮める。

下るときは出来るだけ脚をほぐす。

下りで逃げを吸収。

チャリダーが筆頭として高速ローテしようとしたが、なんか協調体制がうまく取れない感じ。このメンツなら確実に逃げられそうなのに。きついレースになるけど。

ってか俺は意思に反して技術的に少しムズカッタ。

 

まぁ、まじょりてぃによると後50km、どうやら逃げるのは無謀的な意味なのか。

確かにS2は俺ともう一人だけだったから、とりあえず表彰台は確保できるけど、他のエリートは逃げた後に表彰台争いしないといけないし。

とりあえず、下りが終えた後に後ろの追走に吸収され30人ぐらいのパックに。

まぁ利害一致しないとむずいし、そこは否定してはいけない。

レースには各々の目的が錯誤しているものらしいので。

 

とりあえず、いい感じの逃げに乗ることができなかったので、

俺は気持ちを切り替えたて30人のパックで補給食して、脚を少し休める。

あ、俺もまじょりてぃになった。

鈴木さんも先ほどの追走集団で合流したので、北大3人で作戦会議。

とりあえず、風の音で何言ってるのか分からなかった。あるある。

しかし俺ら表彰台乗るぞ的な熱いPASSIONは伝わった。俺も同じく。

 

でも展開的にアタックしてもなんかすぐ吸収されそうだったし、

結局はゴール前のアップダウンの位置取りとキープが色々大事、勝負を分けることは

何となく察しがついた。バスで話し合った内容。

とりあえずジェルとAMINAOVITALを10kmずつの間隔で取る。

また大福を取る。エネルギーになるかは時間の問題的にきついが、食うことが大事なのだと思う。ピナレロのおじさんに何食べてるの笑われた。確かに意味がないのかも。

ここでボトルと2RUNが尽きる。

 

ラスト10kmまで体力をキープする。

ということで集団でS2の選手を見ながら休む。

時々、アタックとブリッジによるインターバルがかかるが、お試しなのか、人数が多いからだろうか、案外緩い。

 

頻繁にアタックが発生し、強い人、チームが結構な人数ブリッジしても、あんまり集団は反応しない時もあった。

とりあえず、保険という意味でできるだけ集団から不意にブリッジ。

あんまり意味なかった。

 

結局宍戸さんとチャリダーの人の2人エスケープが決まる。

宍戸さんは普通に踏めることは知っていたのでS2の選手が乗ったらヤバイと思った。

ラスト20kmで2人ならまだ焦らずに済むS2はいなかったと思った。3人なら結構焦ったけど。

 

 

そんなことしてるうちにラスト10km地点に突入。

ここからが勝負。

斜度がきつくなるところでチャリダー道外勢が絞りをかけ始める。

上りでホントに上がる。6倍は絶対出てる。道外勢は強い。そしてある程度その強度を維持する。インカレメンバーと同等。しかも不意にアタックしたり、ジョジョ上げしたり。

それがアップダウンで何回も続く。

自分的には前から10番付近を絶対キープ。道外のS2をマーク。

なかなか脚があり、辛い。

気づいたことがある、みんな上りで上げてもその後の平地でキレイに上げない。

そこまでテクニカルではなかったが。

確かに誰もが平地では後ろについて休みたいと思うはずヤシ。

 

3kmラストで大宮がアタックしてびっくり。

一緒に逃げようと思ったが、コースのインコースにいい感じに塞がれて反応できず。

 

けど結局これも吸収される。

アップダウンが終わり、10番付近で入る。

宍戸さんもすぐ近くにいて、そろそろ追い付きそうなことを確認。

スプリント勝負を確信。教習所のS字クランクを彷彿させるような連続コーナーを番手を下げないことを意識。インターバルが全くかからない。すごい。

後ろの方で落車の音が聞こえて怖いなと思いながら、番手をキープ。

最後800のストレートをかなりの出力で踏む。まだもがかず。

この距離走った脚で、長距離スプリントは意味がない。

攣って終わるか勝手に使われるかである。

最後300あたりからもがく。

思った以上に爆発力がない。多分全体1位にはならないと悟る。

上りスプリントとは知っていたが、

思ったい以上に踏めない。ギアをミスったか。

マークしてたS2が誰もいないことを確認し、チャリダーと小林さん、道外の人をスプリントでさせないことを察し、シッティングでおとなしくゴール。

 

S2で1位だったので、目的は達成したわと思いながら、ゴール後、救護に水をもらいに行く。全体だと6位ぐらい。

 

結局道外勢にうまくまとめられた感あり。

まぁ、強いしね。

 とりあえずやっと昇格したことに安堵。

サロベツで大宮に追い越されたけど追いついた的な。


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所感

実は大会の前日まで帰省しており、長距離の練習はしていなかった。

しかしITTはいい感じの練習場所を発見し実家で案外練習していたので、3~5分域は結構仕上げたつもりである。まぁ、結果としていい感じだったのでそこは満足。けどもうちょいコーナーとかポジション攻めたら、タイム上がったかなと。

たらればの世界ですけど。

 

ロードは結構、運が良かった説あり。

合宿の距離耐性が案外残ってたこともあり、予想よりもいい結果となった。

休めるとこは休んだ、踏むときは踏んだからだろうか。

あと、待つということを知ったからだろうか。

大宮が代わりに結構動いてくれた印象。ありがとう。勘違いならごめん。

 

しかし2RUNを6粒レース中に取ったのに、攣ったことは結構痛かった。

レース前のウォーターローディングなど水の摂取をもう一度見直すべき。

でも多分踏み方がちょっと正しくなくて、何故かふくらはぎを酷使しているからの方が大きいと思う。それは冬の間に考えましょう。

あとスプリントが全くできてない。結構難しいですね、あれ。

 

 

とりあえず結果を出せたことは何より。

次は学連のけいはんなです。

どうなるかいまいち想像もつかないけど頑張りたいです。


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後1年生へ。

まだ入賞とかしてないのは事実だけど、確実に強くなっている気はします(何目線ですか)でももう札市民で優勝以外は昇格は難しいと思った方がいいかも。

また来年レースが始まるけど、そこでは今シーズン感じたことを生かしてほしい的な。

経験は何より大きなアドバンテージです(だからお前何目線)。

俺もある程度頑張ります。

 

でも経験を生かすには脚が前提条件として必要と最近強く感じてしまうことも身を染みて感じることも事実。1年の中で誰が早いかとかあるけど、冬でリセットされてしまうのも事実。俺らもね。

 

 

今年の目標はS2で表彰台という内容で

かなり手堅く、案外達成しやすくモチベが続いたのもかなりの事実だった。

しかしエリートに行くと本当に強くならないと表彰台に乗れないことはうすうす感じてる。長澤さん以上が結構いる状況なので。

しばらく表彰台とは無縁な競技人生になるが、勝つレースをしっかり見極めて走るしかないと思う。練習もおなじく。

 

頑張りたい。

 

 

ハイライト

①水口ハルヒの憂鬱

②田中耀あふれる有能感。大宮といい勝負。

③がーすさんに再会。

④大宮、野宿イキリ(おつかれ)。 

⑤SKM名和豊春について語る。

⑥吉田さんイケメン。

⑦飯塚水口洗脳。ハルヒD

⑧藤井先生にTT前に修理をたのむ。

⑨iizuka駐車うまい☆

⑩omiya、iizukaの駐車を見て失笑☆

⑪行列のできる仮設トイレ

ピナレロのおじさん、実はチャリダーD。

⑬森脚長いアピールを車でアピール。

チャリダーあふれ出る強者感。

⑮俺はYO 、チャリ部NO 、佐久間だYOurself,

Mr.myself ?いつの日もこの胸に流れてくるメロディー

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また