北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

12月まとめ ~札幌~ 後編

佐久間です。

後編です。

 

12/21

小橋さんの講習会。

おしゃれな音楽を流しながらまず座学。

<概要>

1.FTPを基準としたトレーニング手法の紹介

2.勝つ選手と負ける選手の違い

3.手軽にできるトレーニング方法

 

1に関しては一般的に言われていることの復習のようなものだった。

重要なのは2の部分だった。「言い訳をする選手は勝てない」ということを小橋さんがおっしゃっていて、非常に説得力を感じました。よりよく生きるためには常に内省が必要なのだなと思い、今までの生き方を見直そうと思いました。とりあえず、今の自分の生活の指針は「何事も言い訳をしない」です。

あとは、体力をつけることとレースで勝つことは異なることにも納得しました。前者は、トレーニング手法を工夫し、コツコツ練習することで達成できますが、後者は、体力だけでなく、機材、走行技術、レースでの動き方なども合わさって初めて達成できるとのこと。今の自分には欠けているものばかり。

例えば、他の選手が逃げたときにどう動くか、空気抵抗が最も少なくなるような位置取り(特にカーブなどの減速する箇所でなるべく早く他人の後ろにつく、など)を意識するべき。

走行技術、レースでの動き方は日々の練習、大会の反省、書籍や他人から教わることで体得できそう。機材は(ホイールやウェアなど)優先度の高いものから投資して、最善を尽くすようにしたい。 

3に関しては実際に練習して学びました。(以下、講習会で行ったメニュー)

up 10min

片足ペダリング (1min+1min)*10 90bpm以上

tempo 5min 左右のつながり意識

~~~~~~~~~

ルクアップA (1min...45bpm FTPの0.9~1.0倍, 2min...rest)*3

rest 7min

ルクアップB (20sec...全力走(17~18km/hから全力加速), 2min40sec...rest)*6

rest 5min

~~~~~~~~~

インナースプリント (15sec...スプリント,1min45sec...rest)*5

down 10min

 

片足ペダリングではアナログ時計の10時から2時の領域でペダルを踏み、決して踏み抜かない、臀筋を使う意識が肝要。とにかく回す。

テンポ走では、片方の脚で踏んでいるときはもう片方の脚は力を抜くというように、左右のつながりを意識する。

ルクアップAでは、ハンドルを引いて、背筋と体幹でを支える。また、足の裏全体で踏む意識を持つ。局所的に力をかけない。

ルクアップB では、ダンシングせず、上体を固定、尻を浮かして、体幹、背筋を意識的に使う。80bpmで限界となる負荷が適切。

インナースプリントでは、トルクアップBと同様、ハンドルを引いて、背筋と体幹で上体を固定する。とにかくペダルを回す。上体のほうにより負荷がかかる。心拍が上がるため、試合前におススメ。

講義ではハイテンポ走、ルクアップ、ペダリングの三種類のテーマについて、それぞれ3種類のメニューを学びました。今後実践していきたいと思います。

ペダリングドリルは3本ローラーでやると本当にきつい。けれど、メニューをやった後に軽く漕いでみると、臀筋を使う感覚がはっきりとわかって非常に良かった。

貴重な機会を本当にありがとうございました。自主練に取り入れてみます。

 

12/22

with たつや

パワメも速度計も電池切れで驚き。同時に切れるなんて偶然あるのか(困惑)

またがって、たつやにインナースプリントのメニューを教えて一緒にやった。

 

小橋さんメニュー ハイテンポ走
10min up
(1min 105bpm + 1min 85bpm)*6,FTPの0.75~0.9 倍
6min rest
(6sec 120bpm sprint + 54sec rest)*10, FTPの1.5 倍
5min rest
7min 100bpm, FTPの1 倍
10min down
高回転のときに殿筋を使う感覚を意識した。
ペダルをスムーズに回す力の抜き具合がなんとなくつかめたような、つかめないような...
それにしても高回転スプリントはムズイ

 

12/29

東京で練習。父の自転車(Focus izalco race)を使う。フルカーボンで乗り心地がよい。剛性もちょうどよい。バイクのセッティングも自分の体に合っていたせいか、xdsよりも正しいペダリングを意識しやすかった。

この日は高校の先輩RYOさんとその練習仲間の皆さんと一緒にヤビツ峠へ。最初の坂がきつくて開始早々にちぎられた。11kmあるうち、残りの7kmは独走。最後に後続のK松さんに追いつかれそうになったから、途中合流して一緒に登ったほうが良かった。反省。インターバルが弱くなっていた。

帰りに三増という周回コースの平坦区間でレース。RYOさんが逃げ続け、残りが追いつこうと渾身のアタック合戦。下りでアタック、続いて平坦でもアタック。もう涙目。ただ、中切れが起きそうになってもすぐについていき、アタックにも反応できたので、まあまあの出来だった。RYOさんは逃げ切り。ええ...

 

12/31

K松さん、I上さん、KBTさん(途中まで)と一緒に三浦半島一周。LSDをやるつもりが、風速10mの向かい風という劣悪環境。後半は特にひどくて、平地なのに時速20km/hを割ってしまう。ヒルクライムですか...

だがしかし、風が強いからこそ、空気抵抗が少なくなるような位置取りや姿勢を意識しやすかったので、まあ勉強になった(笑)

臀筋うまく使えた。よしよしヾ(・ω・`)

 

自分の自転車を組まねば

楽しみですね