北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

道新杯レースレポート

B2の伊藤です。7月25日に行われた道新杯に参加したので、レポートを書いておきます。

結果:8位(S-3) 

平均パワー:275w

 

藻岩山ヒルクライムから一週間しか練習期間がなかったので、とにかく平地での速いスピード感に慣れること、インターバルをしっかりこなすことを意識しながら練習した。二階堂さん、鈴木さんのスプリント講習会にも参加し、少しはコツとか分かり始めたような気がしていた。前日はモリモリ食事をとって23時に寝た。去年の落車のこともあり、相当緊張して中々寝つけなかった。

5時に起床し、しっかり朝食をとって部室へ。相変わらずみんな時間にルーズだった笑。8時前くらいに会場に到着し、ゼッケンつけて受付して試走。この試走を念入りに行ったのがよかった。去年の道新杯の落車は試走を軽くやったせいでコーナーに突っ込むスピード感がつかめてなかったことが原因だと思っていた。なので、今回はなるべくレース強度に近いスピードをだし、またコーナーも内から曲がるパターン、外から曲がるパターンをそれぞれ複数回繰り返し、合計で6周くらい、しっかりと走っておいた。

レースまでは数時間あいていたので、他のレース見たりストレッチしたりおやつつまんだりしながらのんびり。この間に要注意人物や作戦などを話し合う。といっても一番大事なのは先頭集団についていくことで、そのうえで余裕があれば残り3周ほどで仕掛けても良い、という感じ。また、個人的な目当てとして絶対に落車をしないことを心に誓った。アップはレースの一時間ちょい前から、諸事情で三本ローラーで行う。エンデュランス強度で10分ほど漕いだ後、レース強度で1分などをはさみながら足を回す。三本で心拍を上げるのは中々難しかった。あと、単純に下手。しっかり汗をかき、余裕をもってレースへ。

レース前での位置取りではサポートの大先輩方のおかげで先頭に立つ。二階堂さんから一周目と二周目で勝負が決まる、と話されていたのでこの時点で大きなアドバンテージ。健人さんと少し確認などした後、スタート。

しょっぱなからクリートキャッチをミスり、なんなら右足も外れて「あらー」と思ったがあまり焦らず、コーナーにのみ集中し、なんとか鬼門のコーナーを切り抜ける。これで相当気分が上がる。s字を抜けた後から少しずつ位置を上げ、先頭十人に入るくらいの位置に。この後は大体二列くらいで進み、先頭を引くことはほとんど無かった。三周目に入ってすぐに集団のペースが落ちたのでなんちゃってアタックをするが、あんまり強く踏めず、後ろからついてきた人に「逃げます?ちょっと弱くないですか?」と図星をつかれ、少し集団の前を引いた後大人しく集団に戻る。このあともとにかく先頭集団の中に残り、カーブに気を付け、という感じでこなす。すると六周目くらいで一人アタックし、それにレース前にチェックしていた要注意人物がついていったのでこれはマズいと思って強めに踏む。これがレース後に二階堂さんにも指摘された大反省点。追いつくならもっとアタック風にグン踏みすればよかったのに、中途半端な踏み方をしたせいで一人で集団をゾロゾロ引き連れるような形になって足を使ってしまった。なんとか前の二人には追いついたが、やはり足の削れは否めない感じだった。そして最終周で集団のペースが上がる。この時点で足がきつい。s字を過ぎた後のインターバルで少し遅れてしまう。最後はスプリントすることもなく、ゴール。後ろを全く見ていなかったので先頭集団が何人いたかわからないが、前に五人以上いることは分かってたので何とも言えない順位なんだろうなー、とがっかりしていた。

 

今回のレースの反省点は以下の通り

①前述の中途半端な集団先導:ここでもっと踏んでいれば、少なくとも先頭集団の人数を絞るなど出来たのではないだろうか

②謎アタック:必要なかったし、位置もいまいちだったのでは

③先頭集団での位置:少し後ろの方にいすぎたか。前半は相当前の方にいれたが、後半はもう少し前の方、少なくとも五人以内くらいにいたかった

④弱い:上の三つはもっと強くなれば全て解決

という感じで、中々学ぶことの多いレースだった。また、レース直後にも関わらず出場した理事長杯もすごく勉強になった。エリートクラスのペースの速さにただただレベルの差を感じた。第二集団でゴールしたが、最後にスプリントで二人ほどまくれたのが良かった。

 

去年の道新杯は落車で何もできず、先日の藻岩山はTT形式だったので今回が初めてのロードレースで、その難しさを実感するとともに、とっても楽しかった。あのコーナーでの落車がほぼPTSDみたいになってたので、落車をしなかったことが恐らく他の人が思っているよりも嬉しい。しかし、ここで楽しんでいてはいけないのではないか、という思いもある。どこかで勝ちに拘ることができていないのではないだろうか。

最後になりましたが、サポートに来てくださった二階堂さん、飯塚さん、高崎さん、耀さん、ありがとうございました。また、普段から練習に付き合ってくださり、今回の道新杯にあたっても応援してくださった先輩方、ありがとうございます。部でイキりまくっているのに全く結果が出せず、本当に情けなく思ってます。すいません。出来れば今後も僕と練習してくれると嬉しいです。今年は出れるレースにはなるべく全部出たいと思っているので、またサポートなど色々ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

再来週のモエレ沼でのレースで勝ちます