北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

サロベツレースレポート

こんにちは。B4横河です。

先日開催されましたサロベツタイムトライアルレース&サロベツ100マイルロードレースに参加しましたのでレースレポートを書かせていただきます。

 

〜前日まで〜
天候などの事情もありあまり実走できず。一週間前あたりはSSTなどしばらく踏む練習を、直近は30-30などインターバルを意識した練習を行った。
新しいチェーンスプロケも問題なし。決輪に変えるのは遅くなったけども。

 

1日目:タイムトライアル

〜レース前〜
4時半ごろ起床。積み込みなども特に問題なし。思いつきでやったけど起床点呼毎回やるようにしましょう。
道中も特にトラブルなく移動。天候がどんどん悪くなっていくことに一抹の不安を覚える。
会場着いてからは結構バタバタ。出走30分前にはスタート地点にいなければならなかったのでアップも試走もほぼできず気が付いたら出走時間に。

〜レース〜

スタートしてすぐは上げすぎないように注意。結局900w以上出たが、もっと落とすか割り切って1000w以上出して加速し切った方が良かった気がする。途中山で垂れるのを実感しながら下りで脚を回して最後もがいてフィニッシュ。

結果:3.47.299 4位/12人出走(S-3)
Ave:33.73km/h 384w
Max:49.3km/h  927w

〜レース後〜
明日もあったので軽くローラーで脚を回しつつ冷えないように上着を着る。温泉で温まったりカレー食ったりして宿到着。カーボローディングをしながらミーティングをして10時半ごろ就寝。

 

2日目:ロードレース

〜レース前〜
6時ごろ起床。体の感覚は悪くない。朝飯食いながら準備して予定通りの時間に宿出発。
会場着いてからの準備は特に問題なし。寒すぎたので外でローラーやるリスクの方が高い(し、距離長いからいきなりは強度上がらんだろう)と思い車で待機や厚着してストレッチなどを行う。(最終的にちょっとだけ乗ったけど)
シューズカバーつけるのやトイレの混みでギリギリになりながらも集合5分前には整列。結局検車なかったね。

〜レース〜
スタート後すぐ下りだったので端っこ使って位置を上げる。最初の登りだけちょっと踏んだものの2周目終盤まではサイクリング。他のS-3の人と喋ったり(不可抗力により)膨らんできた菅原にキレたりしながらこなす。
2周目の終わりあたりからちょこちょこアタックがかかり始めるが集団が積極的に追わずなんとなく捕まえる。そのうち集団から2人が飛び出すが集団が積極的に追わないまま3周目。(実はこの時視界の悪さと集団の反対側にいたせいで逃げが見えてなかった。)
3周目でみんなで追おうと声をかけてくれる人がいたがいかんせん前で引く人が少なすぎる。集団が20人以上はいたはずだが2周目までも含めて前のローテ入ってる人は10人もいなかった気がする。微妙に集団の脚が残らず逃げ切りの気配が少しずつ出てきた。
10キロ地点の登りがきつかったがなんとかクリアしヘアピンカーブを先頭で入る。その後の登りで少し抜かれるも先頭で入っておいたおかげでここはどうにかなった。
アップダウン区間に入って勝負がかかる雰囲気になってきたがここで問題発生。なんと指が痺れてシフトチェンジができない&1周目のあたりから怪しかった腰が限界を迎える。なんとか重ギアをダンシングだけで踏もうとするが当然抜かれ、下りで休める時には集団から離れていた。
そのあとは5kmのITT。途中集団からこぼれた人を抜きながら抜き返されないようにもがいてゴール。

結果:21位/41人出走
Ave:35.44km/h 253w(NP294w) 
Max:67.19km/h 852w

 

良かった点
TT
ライン取りなんかはかなり上手く行ったと思う。実質一回しかコースを見てないのに特に大きなロスもなく踏みどころも理解してたのは良かった。
RR
まずは悪天候の中落車なく無事に戻ってこれたこと。これが一番大事。何度か危ない状況もあったけどトラック経験したおかげか急ブレーキを引いたり脚を止めたりして後ろをビビらせるようなことをしなかったのはいい。
内容については北大で動けたことはかなり良かったと思う。集団内でもコミュニケーションを取りながら存在感を放つことができた。また出力的には悪くない値が出ているのでフィジカルの成長が実感できた。

悪かった点
TT
出力が低すぎる。普段の練習中で自分の5分のMaxが350w前後なのでレース調整してこの値は正直低い気がする。3分を超えるTTならペーシングの意識を常に保つようにしたい。

RR
出力に対して順位が低すぎる。ストラバで一緒に走った人のデータをいくつか見てみたがそこまで劣っていない感じだった。踏むところが下手かポジションがおかしい、もしくはその両方が原因と考えられるのでしばらくは出力見ながら脳死で練習するんじゃなくて頭使いながら色々いじる必要がある。腰の痛みも気になるしね。

 

〜総括〜
まずは鈴木おめでとう㊗️めちゃくちゃ自信ありげな発言してちゃんと勝つのは偉い。これからが楽しみです。
個人的なことを言うと、非常に楽しい2日間だった。正直1年生の時にこれに出ることができていればかなり違ったモチベーションで練習できていたんじゃないかと思えるほどに考えることが多く、そして楽しいレースだった。
しばらく院試やら研究やらで乗れる時間や出られる大会も減るかもしれませんが、引退はしないので応援よろしくお願いします!

最後になりましたが普段ご支援頂いているスポンサーの皆様、OBOGの皆様、部員のみんな(特に切り替えてサポート専念してくれた伊藤)、活動を応援してるれる方々、レース運営の皆様、そして今回一緒に走ってくれた方々、ありがとうございます。先述の通り次のレースは未定ですが引き続き部としても個人としても頑張ります。

 

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相変わらず初心者みたいなフォーム。この時点で腰が限界だった。(1周目)

 

 

 

追記

先日、北海道自転車競技連盟会長であり、サイクル小野サッポロ社長の小野盛秀氏が亡くなりました。
1人の自転車乗りとして、また部としても大変お世話になりました。昨年挨拶に行かせていただいた際に自転車をもっと盛り上げようと熱く語っていたことを今でも覚えています。
受けた恩を忘れずにこれからも活動して参ります。ご冥福をお祈りします。