北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

藻岩山ヒルクライム 2018

こんにちは。昨日、学連のTTT&ITTが開催されている傍ら、藻岩山ヒルクライムに参戦してきました。選考レースの前哨戦で、脚の仕上がりが確認できるレースでした。以下、レース前日までのこと、レース前の当日、レース中、リザルトの順で述べます。
・レース前日まで
レースの1週間前からになるが、1発勝負なので、5分の全力走を行うことにより仕上がりを確認した。良い値が出たので自信がついた。また、レース前々日に練習仲間に誘われ、200kmライドを行った。非常に良い練習になったが、非常に高いTSSを記録し、結局レース当日まで疲労が残った。レース前日は学祭でリラックスしたが、歩きすぎで足裏が痛くなった。その日の夜は早めに寝たが、緊張でよく眠れず、朝を迎えた。
・レース前の当日
朝起きて割りと筋肉痛が残っていた。一応、レース後にロング練する予定だったので、がっつり朝食を摂った。カルニチンとココナッツオイルもしっかり摂った。身体の方は脚がかたい感じがしたので、マッサージオイルを塗った。自転車諸々支度をし、自宅前でまっきーと合流。途中のコンビニで仲良く魔剤を摂取。道中で、ペースを上げ下げし適度にアップした。このとき、突然パワーセンサーを拾わなくなり、色々処置をしたが復活せず、メンタルブレイク寸前。嘆いてもしょうがない。とりあえず会場に着き一通り準備をし、スタート位置に並んだ。カフェインの利尿作用で急に尿意が増し、トイレへ。スタートの数分前に急いで再整列し、スタートまで隣にいたまっきーと他愛もない話をしながら待った。カフェインで胸元が不快だった。
・レース中
スタートして皆飛び出していった。いきなり乳酸で一杯になるのが嫌だったのでイーブンでこなした。が、せっかく先頭付近に並んでいたのに、エリートの最後尾どころかS2の選手にも抜かれた。反対車線に路駐してる車のせいで、コースが細く、集団の中で身動き取れず。数分ほど経つと、集団の密度が下がってきたので上がれるようになったが、前は中切れが起きており、先頭集団ははるか先にいた。一瞬もう勝ち目ないんじゃないかと思ったが、諦めず集団を追った。しかし、ペースが速いせいでなかなか追い付けず…。無理してペースを上げ、なんとか平坦になるカーブの前で追い付いたが、脚がキツく、つき位置で精一杯。登り返しからは幸運なことにペースが下がり、脚が徐々に回復していった。このとき自分は少し楽に感じた一方、集団は一列棒状。これは皆キツい状態だというのが明確だった。多分残り1.5kmほどだったと思うが、捨て身のペースアップをしたら、後ろはみるみる離れていった。ペースダウンしなければ勝てると思った矢先、1人だけ徐々に差をつめて追い付いてきた選手がいた。S2のトップ選手Mくんだった。引き離したいが、自分は精一杯。1kmを切り、一緒にいたM選手が前に出てペースを上げた。それに対応できず、差を徐々に拡げられた。もうこれ以上ペースを上げることができなかった。極力ペースを落とさないように粘った。後ろを向くと遠くに2人いるが、踏み方が疲労困憊そのもので追い付かれることはなさそうだったが、目標は自己ベスト更新なので、油断せず最後まで踏み続けた。ゴール後はキツさでしばらく倒れこんだ。
・レースリザルト
エリート:優勝  タイム:12m31s  PWR:5.88w/kg(推定)  体重:62.5kg
・その他
正直、優勝という結果より自分の実力がここまでついてきたことに嬉しさを覚えた。1年生のときよりメディオのパワーが100w程上がっている。過去の自分と比較することで、モチベーションを上げてきたので、いい流れが出来た。この調子で豊羽も頑張りたい。
1年生も初レースながら健闘し、例年になく強い走りを見せてくれた。今後に期待。自転車競技を怪我なく精一杯楽しんでほしい。