北海道大学自転車競技部の練習日記

北海道大学体育会公認の自転車競技部の練習日記です。部員がそれぞれ記事を投稿していきます。

2019年の振り返りと来年の予定

お久しぶりです。長澤です。

早くも今年1年が終わろうとしていますね。

順調にいけば、来年度で卒業です、、あっという間ですね。

さて、過去ログを見ていただければ分かりますが、自分はニセコクラシックから練習日記、レースレポートを上げていません。

書こうか渋っていたら、そのまま書かずに今に至るわけでして、、楽しみにされた方いましたら申し訳ありません。

代わりに何時ぞやの飲み会で、主に練習のことだと思いますが、自分の今年の振り返りを聞きたいと後輩から要望があったので、思い出せる範囲で書き連ねたいと思います。

予め断っておきますが、5月以降は暗い話題が多いです。ご了承ください。

 

まず、1月から。

卒論で忙しく、STRAVAを見てみると、28時間程度しか乗れていませんでした。そのほとんどの時間をLSDやメディオ域に充てていたので、今シーズンの準備を最低限していたのだと思います。他人事みたいな言い方なのは、どのような目的でやっていたか、あまり覚えていないからです。それと、ウェイトを週2くらいでやっていました。メインはフルスクワットとバーベルデッドリフト、サブでレッグプレスをやっていました。

2月。

上旬は卒論との戦い。乗った時間が1月と同じく28時間ほど。ほとんどLSDとメディオで、時々VO2MAXを入れるようにしました。フィジカルが落ちていると実感し、これから始まる鴨川合宿に対し、恐怖感を少しばかり抱いていた気がします。ウェイトもさぼらず、週2でやっていたと思います。

3月。

初日に実家に帰省しました。合宿が始まるまで5,6日あったので、付け焼刃的な練習をしたと思います。つまり、高強度多目なロングライドといった感じですね。学連合宿は毎年、強度が高いので。。合宿は、北大合宿が1週間ちょっと、学連合宿が3日。合宿期間としては、練習の量や質に寄りますが妥当だったと思います。北大の方は、正直ぬるま湯でしたが、基礎を作るうえでは、中々良い練習になりました。意外と疲労が溜まり、そんな状況で迎えた学連合宿では、高強度も相まって、牽き釣り回されました。貴重な練習会でしたが、練習とレストのバランスが取れず、質を高められなかったのが悔やまれます。合宿を終えてからも、疲労を抜きつつ、時々練習していました。この月は70時間ほど乗りました。しかし、ウェイトはできる環境がなく丸1カ月やってなかったですね。シーズン中でも週1でやるように内山さんに言われたのを思い出しました。

4月。

札幌は例年より雪解けが早く、実走するのに特に困ることはありませんでした。お陰で乗る時間が増え、48時間程練習できました。平日はメディオとVO2MAX主体のメニュー練、土日は高強度を挟んだロング練を行うことができ、トラブルなく、かなり充実した月だったと思います。超回復とその後の練習により、ピークだった沖縄時のフィジカルよりちょっと下くらいまで戻せました。そういえば、ウェイトの方は分量を減らし、週1ペースで行いました。

5月。

ゴールデンウィークはそこまで乗らず。修善寺が近かったので対策をしてました。最低限完走できるインターバル力とスタミナはあったの思うのですが、大落車に巻き込まれ、複数個所骨折してしまいました。それから、意外と冷静で、残りのシーズンをどう過ごすか、ずっと考えてました。とりあえず、ニセコクラシックにはどうしても出場したいという目標があったので、早く復帰できるようリハビリを頑張っていました。おかげで、医師も驚く早さで手や肘の動きが良くなり、落車事故から3週間後には自転車に乗ることができました。

6月。

練習を再開したものの、全然踏めなくて落胆したのが強く印象に残っています。数週間寝たきり生活だったわけですから、当然ですよね。基本的には、ローラーでメディオ以上の高強度練、土日はベース育成で低~中強度でロング練といった具合です。人と走らず、ひたすらぼっち練。これはこれで、集中して練習ができました。この月は50時間程乗り、フィジカルは改善してきましたが、まだまだ。筋力が落ちていて、高強度が全く踏めない状況だったと思います。ウェイトをするべきでしたが、怪我に影響したら怖いので、やりませんでした。

7月。

ニセコクラシックの前週から、人と走る感覚を得るため、調整を兼ねて1か月半ぶりの非ぼっち練。トラウマというほどではないですが、何がなんでも落車は避けたいので、人と間隔を空けるなど神経質に走る必要がありました。迎えたニセコクラシックでは、結果は求めず、自分の限界を引き出すことにフォーカスしました。結果として、怪我無く無事に帰還し、予想以上に踏むことができて上々でした。今後のシーズンに向けて自信を持ったところで、新たな症が発覚。中旬くらいから、異様に体が重く、練習の疲れとは思えない怠さが続きました。重要なレースに位置付けていたサロベツで結果を残す必要があったので、色々と対策しましたが、どれも無効。お世辞にも良いとは言えない状態で挑んだサロベツはボロボロ。目標としていた道選抜に入れませんでした。その後はさらに悪化し、通院することに。。半ば諦めの状態で、インカレ出場権を懸けた白馬に出場しましたが、幸いにもギリギリ完走。絶望と希望が入り混じり、複雑な心境でした、この月は。合計32時間の練習。乗ろうと思っても、乗れなかった。。

8月。

 北海道は例年になく暑かった印象です。暑すぎて、ロング練が捗らなかったですね。調子は少しずつ戻ってきてはいたのですが、月を通して練習の質を高めることができませんでした。通院していた時に、激しい運動を避けるように言われましたが、インカレが近かったので、少し無理をして北大合宿に参加。ある程度走れましたが、高強度は先月と同じく全く踏めず。北大合宿を終えて、乗鞍とインカレ合宿を控えていましたが、この調子なので気持ちが前向きに行かなかったですね。当初は乗鞍で入賞しようとか、インカレで入賞しようとか豪語していましたが、とてもそんな状態ではなかったです。このときは乗鞍でベストを尽くせればいいやとか、インカレで怪我無く帰って来よう、あわよくば完走できればとか、ネガティブな目標に変わっていました。口ではインカレ完走します!と強気の発言をしていましたが。案の定、乗鞍は全然ダメで、インカレ合宿では牽き釣り回されて金魚の糞。実力差に無力さを感じながらも、粘り続けることができたのは良かった点です。因みにこの月の練習内容は、メディオ以下の強度がほとんどでした。乗った時間は52時間。本来ならば、長時間の低強度練習に高強度のメニューを入れないといけないのですが、前述の通り体がついていきませんでした。今だから言いますが、インカレ前は5分6倍も出なかったですし、20分5倍もなかったです。

9月。

月初めに一大行事のインカレがありました。緊張は悪い意味でしませんでした。ネガティブな目標に切り替わっていたからです。落車に関しては骨がくっついているので、特に不安はなく、ひたすら集中して前に付いていくだけでした。レース内容は中身がないので簡潔に書きますが、最初のペースアップで千切れ、奇跡的に緩んだ集団に追いつき、そのまま距離をこなしていくも段々と疲労し、メカトラに見舞われ、最後はあっけなく散ってDNFという具合です。悲しいです、しかも去年の自分と比較すると、さらに悲しくなります。このような形で、最後の学連レースが終わりました。もう一年あればな、もうひと暴れしたかったなという悔いが残っています。しかし来年以降、また別の目標があるので、気持ちを切り替えて頑張りたい所存です。少し脱線しましたが、インカレ後はあまり乗りませんでした。ですが、体調が良くなったのか、高強度が段々踏めるようになり、今までの最高心拍を更新しました。これから練習すれば、元の力を取り戻して沖縄で戦えるなと希望を抱いていたわけですが、満員でエントリーできず。沖縄に参加できなくなった以上、ここから練習を始めても来シーズンに向けて調子が狂う気がしたので、思い切ってオフにしました。忘れてましたが、札市民はチームとして上手く動けなかったので、たまたま先頭集団に残った自分が優勝を目指して走りました。結果としてはダメでした。かなり良いタイミングで、自分の得意パターンに持ち込んだのですが、力不足でしたね。

10月。

この月はほとんど自転車乗ってないです。ウェイトもしてないです。自転車に乗ったのは、支笏湖TTくらいですかね。練習頑張っている末期が、オフに入って体力が落ちた自分に負けて絶望していたのが、よく印象に残っています。研究室の方も、少しずつ忙しくなったのですが、それでも時間が余ったので、新しいことにチャレンジしてみました。

11月。

下旬まで自転車乗ってないです。そろそろまずいと思い、ローラーで練習を再開しましたが、1週間ちょっとしか続きませんでした。研究室と新しく始めた趣味と自転車へのモチベの低下が原因です。ウェイトもやってないです。

12月。

運動すらしてないです。冬期休暇までが忙しさのピークでした。時間があるうちに練習しておけばよかったと激しく後悔しております。休みに入って、トレーニング開始しましたが、入部した時より弱くなりました。本当です。正直、来シーズンに間に合うのか怪しくなってきました。めげずに頑張ります。

 

月毎に振り返った訳ですが、本格的にシーズン始まる前に、大怪我で台無しになりました。掲げた目標は1個も達成できず、情けないばかりです。たらればを言ったら誰も得しないので、話題には出しません。

それと来年の目標ですが、今のところ就活でどれほど時間を取られるか未知数なので、ひとまずは強いメンタルを以て、怪我なく練習の量と質を最大限に高めて行う所存です。レースのことは、もう少し後になってから考えます。

最後になりますが、迷惑や心配をかけることが多かったと思うのですが、それでも自分に関わる方々が支えてくださったおかげで、今シーズンを乗り切ることができました。頭が上がりません。来年度は学生として走る最後のシーズンです。有終の美を飾って卒業します。